日経平均株価、上昇ペースが加速(2019年11月8日)
<2019年11月14日、追記>(15:10)
・2019年11月14日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
トレンドラインのみならず、23,250円付近の下値支持帯も下方ブレイクしてきました。
このまま下落するとするならば、まずは25MAがサポートになりそうですが、更に下落するならば8月26日安値を起点とする下値支持線が意識されそうです。
また、9月19日高値22,255円と10月4日安値21,276円の下落幅979円を基準に、対等数値に関係から11月8日高値23,591円からの22,612円が、上記下値支持ラインとほぼ同じ価格水準なので、この付近がメドと想定されます。
なお、本日の終値は転換線で止まったようにも見えますが、基準線がサポートになる可能性もあります。
・本日は後場寄りで23,250円の支持帯を割り込んだことで下落が加速しました。
5分足ベースで2本の移動平均線の発散収束の関係から三段下げの想定も必要です。
<2019年11月13日、追記>(31:00)
・2019年11月13日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
日足チャートでは10月10日安値を起点とするトレンドラインを下方ブレイクし弱含んできています。
以下は、日経平均株価の5分足チャートです。
上値が重くなっているとともに23,250円付近が下値の抵抗帯になっている様子が伺えますので、この価格水準を下回れば、利益確定売りと空売りにより一旦調整する可能性があるかもしれません。
<2019年11月12日、追記>(16:00)
・2019年11月12日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
安値はトレンドラインがサポートになり切り返し上昇しています。
出来高がやや減少気味となっているので上昇勢いに鈍化の兆しがありそうですが、明日以降の状況に注意が必要です。
株価が今の水準付近で推移するならば基準線は来週辺りから上向きになり、相場は上向きになる可能性があります。
まずは11月8日の高値23,591円を上回れるかどうかに注目です。
なお、ログスケールでは以下のようになります。
新たな上昇トレンドラインとチャネルライン(2019年11月8日)(15:50)
・2019年11月8日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
今週、窓を空けてあっさりと23,000円を跨いだ株価は、数日間の小動きを経て、本日も終値ベースでは上昇となりました。
長期のトレンドを示す200MAは上向きで、25MAは75MAに対して発散していることから強い上昇トレンドである様子が伺えます。
・既に三役が好転している一目均衡表も基準線がしっかりと上向き、特にネガティブなサインは見当たりません。
・移動平均線や一目均衡表などからは目先の上値メドを示唆する情報は得られ難いことから、それ以外の指標から上値メドを見い出す必要が出てきます。
その際に視覚的に分かりやすく、重視される傾向が強いのがトレンドラインとチャネルラインです。
8月26日安値を起点として10月10日を通過するラインがトレンドラインとなり、9月19日高値に当てたハイアーチャネルラインが上値抵抗線で目先の上値メドとなります。
11月5日と6日の高値はラインに上値が抑えられていましたが、株価は本日このラインを突破してきました。
突破されたことで、このハイアーチャネルラインは消滅です。
株価の上昇が加速し25MAの上向き角度も増していることから、相場の流れが加速していると見られ、新たなトレンドラインが出現しています。
新たなトレンドラインは10月10日を起点とするラインで、このまま株価が上昇した場合にはハイアーチャネルラインが上値メドになると思われるので、株価が接近してきた場合には注目です。
なお、このように上昇が加速してトレンドラインを引き直した場合、3本目のラインを下方ブレイクするとその上昇相場は終わる場合が多いです。
・株価はエンベロープ+5%に一瞬タッチし、一定の過熱感が出てきています。
エンベロープは本来は逆張り戦略として利用する指標ですが、日々上限が切り上がっており、株価は上限に沿って上値を切り上げる動きをするので、今の様にトレンドが強い場合には有効ではありません。
・また今後、株価とオシレーター系指標の動きからダイバージェンスの発生も想定されますので、反落の予兆シグナルとして注目しておく必要がありそうです。
・日柄の観点から、今の上昇日柄を9月の上昇時と比較すると、9月の場合は8月26日から日柄18日の上昇を経て下落に転じているので、10月10日を起点にすると本日は19日目となり、基本数値17日が意識されるならば、そろそろ反落に転じる懸念がないわけではありません。
しかし、このまま上昇が続くならば、次は基本数値26日が意識されることになりそうです。
・近い内に反落する局面が訪れることになりますが、新たなトレンドラインを下方ブレイクする反落となった場合、下値メドとしてまずは25MAが意識されます。
これを割り込むと8月26日安値を起点とする当初のトレンドラインまで下落する可能性も想定されます。
その際にアイランドリバーサルとなったら、相場の流れが大きく変化することもありますので注意が必要です。
本日はSQ絡みと週末要因もありましたが、終値比較では上昇ながらも陰線となりました。
これが「キー・リバーサルデー」になってしまうのか、上昇が続くのかは週明けの動きに注目です。
目先は、昨年10月2日の高値24,448円を目指す動きが続きそうです。
・ちなみに、ログスケールでチャネルラインを引くと、日経平均株価、日経225先物ともに高値はハイアーチャネルラインに綺麗に当たっています。
日経平均株価の場合、標準スケールが意識される傾向が多いのですが、ログスケールが意識された可能性もあります。
どちらのスケールが正しいということではありませんが、後に結果として判断することになります。