日経平均株価、一旦調整の気配か(2019年11月15日)
<2019年11月21日、追記>(15:20)
・2019年11月21日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
外部要因により下落したものの切り返しています。
ここまでに上昇過程で窓が3か所確認できますが、窓の上下は高値安値のメドとして意識される傾向があります。
ここから11月8日高値を目指して上昇するか、その下の窓を意識した下落となるか注目されます。
なお、下の窓付近には8月26日安値を起点とするトレンドラインが下値支持線として位置していますから、より強いサポートとして機能しそうです。
現在の上昇トレンドが続くのであれば下値メドとなりそうです。
なお、本日の安値は基準線がサポートとなった可能性もありますので、ここにも注目です。
<2019年11月20日、追記>
・2019年11月20日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
トレンドラインを下方ブレイクし、11月14日安値を通過点とする下値支持線も下方ブレイクしています。
一方で、11月5日に出来たアイランドは埋めずに下値が支えられています。
今の水準で横ばいに推移するか、アイランドリバーサルとなる調整局面入りとなるか注目です。
<2019年11月18日、追記>(16:10)
・2019年11月18日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
トレンドラインを割り込む弱含みながらも下値支持線の上をキープしています。
11月8日高値を上抜けるか、下値支持線を下方ブレイクするかに注目です。
対等数値に見合った動きになるか
・2019年11月15日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
8月26日から上昇してきた株価はチャネルラインのレンジ内で推移してきましたが、10月10日安値を起点とする下値支持線を下方ブレイクし、上昇トレンドに鈍化の兆しが見られます。(標準スケールよりも意識されているようなのでログスケールで表示します)
ただ、移動平均線は200MAと75MAは上向きで、75MAの角度は依然として大きな角度で上向いていることから上昇トレンドは継続中です。
・加えて、一目均衡表は三役が好転中で、相場の方向性を示す基準線は横ばいで週明け早々にはやや下向きますが、水曜日からは上向きに転じてきそうです。
一方で、基本数値と対等数値の観点から、8月26日から18日間上昇して9月19日から反落に、10月10日から19日間上昇して反落となっており、基本数値の17が意識されています。
また、谷と谷を辿る動きでは8月26日から10月10日までは32日となり、基本数値33が意識されています。
このサイクルから短期的な調整に入るとすれば、10月10日から33日後となる11月28日前後が次の上昇に向けた変化日になる可能性が想定されます。
調整となった際の下値メドとしては、目先では25MAがサポートとなりそうなものの、9月19日高値から10月4日安値までの下落幅979円であることから、11月8日高値から22,621円付近と考えられます。
この価格は、8月26日安値を起点とする下値支持線とほぼ同じ水準なので妥当性あるメドになると思われます。
・また、エリオット波動の観点から、現在の下落を第4波とするならば、第4波の安値は第1波の高値である9月19日高値22,255円を下回らないという原則があることからこの水準にも注目です。
(10月17日安値22,424円である可能性もあります)
・ボリンジャーバンドは発散から収束方向に向かっています。
このまま収束が進むと数日後には-2σは下値支持線の位置まで上向いてくる状態になりますので、これも強いサポートになりそうです。
もし、8月26日安値を起点とする下値支持線を下方ブレイクした場合、そのすぐ下に位置している月足24MAの22,000円、週足26MAの22,050円付近が強いサポートとなると考えられます。
・パラボリックはSARと株価の位置関係が逆転しています。
SARの転換初期には多少のゆらぎがありダマシとなる可能性がありますが、11月14日安値23,062円のサポートレベルを下回ればSARが加速することになりそうです。
以上のことから目先調整局面を迎える可能性がありますが、多少の下ブレがあっても下には多くのサポートがあることから、上昇トレンドは大きく崩れることはなさそうです。
・他に、二部指数はトレンドラインが下値支持線として機能しています。
・JASDAQ指数は一時トレンドラインを割り込んだものの反発しています。
・マザーズ指数は、上値が切り下がり下値が切り上がる大きなシンメトリカルトライアングルを形成しています。
長らく売り買いが拮抗していましたが、年末頃に2本の線が交差するするので、どちらかにブレイクすると思われます。