日経平均株価、上昇トレンド継続(2019年10月25日)

<2019年10月31日、追記>(16:30)

・2019年10月31日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

小動きながら前日の高値と安値は切り上げています。
29日高値には届いていませんが。

明日は3連休前で利益確定売りが出やすいと思われますが、数日揉み合って29日高値を上抜ければ、踏み上げを伴って上昇継続となりそうです。

また、パラボリックのSARが接近してきているので株価との位置関係に注意しておくことも必要です。

 

<2019年10月29日、追記>  (16:10)

・2019年10月29日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

今週も上昇が続いています。

チャネルラインのハイアーチャネルラインまで接近してきました。
このラインと重なって同じ角度でエンベロープ+5%が位置していますので、レジスタンスが2つ重なることになります。

ただ、どちらも上限を切り上げていて現状はトレンドが強いことから、株価も同様に上値を切り上げて上昇することになると、更に上値余地は伸びることになりますので逆張りには注意が必要です。

なお、本日の日柄は基本数値16日で明日は17日目となり変化日となりますが、起点が不明確なため信頼性は高くなさそうです。(先物ベースでは本日は1日前倒しで17日目に到達しています)

 

目先のメドはチャネルライン(2019年10月25日)  (15:40)

・2019年10月25日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

先週後半に4月高値の価格水準を上抜けた株価は、昨年12月高値の水準22,500円付近を意識して5日間停滞したものの、再び上昇の開始となり強い上昇トレンド継続となっています。

移動平均線はここ1年の間、下向きの200MAの下を75MAと25MAが、収束と発散を繰り返しながら方向感なく推移していましたが、株価が9月の3線同時収束局面を上離れしたことにより3線は上向きに変化しています。

現在、200MA、75MA、25MAの全てが上向きの順パターンで、25MAの上昇角度は非常に大きく勢いの強いトレンドになっています。

順調に推移するならば株価は昨年10月の高値を目指す動きになると思われますが、このまま一本調子で上昇すること想定し難く、過渡的に上昇下降の波動を形成しながら推移することになります。

チャート上には視覚的に特に目立ったレジスタンスポイントがなく、このような場合にはチャネルラインが意識されやすくなります。

 

・株価が直近の高値を更新したことにより、昨年12月安値を起点とする中期のトレンドラインと、8月安値を起点とする短期のトレンドラインが出現しています。

中期のトレンドラインは75MAに沿って、短期のトレンドラインは25MAに沿う角度でどちらも上昇トレンドです。

目先、短期トレンドラインを転換するまで現在のトレンドは継続と考えられます。
そして、短期トレンドラインをベースにしてハイアーチャネルラインを引くことができ、目先の上値メドになると考えられます。

同様に中期トレンドラインのハイアーチャネルラインも上値メドとなると考えられますので、以降の上値は重そうですがこのまま上昇が続いた場合には、どちらかに株価が到達すると一時的な利益確定ポイントとして意識されそうです。

なお、10月10日安値を起点とする超短期のトレンドラインも引くことは可能ですが、角度が大き過ぎることと期間が短いので有効性は低く、あえて使うならば5分足などの短い足に落とし込んで移動平均線と併せて確認した方が良さそうです。

 

・株価は移動平均線から徐々に乖離が大きくなってきています。

株価はエンベロープの+3を超えて乖離していますので、いずれは乖離を修正する反動が起こると予測されます。
上記ハイアーチャネルに到達する価格と+5%に達する価格がほぼ同じ水準になるので、この付近をメドに反落に備える必要がありそうです。

 

・反落した場合、目先の下値メドとして25MAが想定されます。

9月に3本の移動平均線が収束した局面で、75MAと200MAとのゴールデンクロス、25MAと75MAとのミニゴールデンクロスが同時成立した後、一時反落した株価は75MAがサポートとなり3回安値を支える動きを見せたことから、移動平均線がサポートとして意識される度合いが高いと思われます。

まずは25MAが下値サポートとなり、更に下落するならば短期トレンドライン、次に75MAがサポートとして想定されます。

最近の値動きから節目となる価格(22,000円とか22,500円などのキリの良い価格)は、あまり意識されている傾向が見受けられないことから、移動平均線や下値支持ラインに注目しておいた方が良さそうです。

 

・一目均衡表は三役好転した状態が続いています。

相場の方向性を示す基準線は上向きです。
今後株価が高値を切り上げれば上向きが続き、高値を切り上げなければ目先2週間程度は横ばいに推移します。

なお、10月4日を基準に基本数値17を当てはめると、本日は14日目に当たり、来週中頃が17日目に該当することから一服感が出る可能性があります。

 

・ボリンジャーバンドは±2σが発散方向に向かい、ボラティリティが高くなっています。

トレンドが強い状態で、株価は+2σに沿うように上値を切り上げる展開が想定されます。

 

・また、月足、週足でも株価はそれぞれの移動平均線を上抜けて上昇トレンドの様相となっています。

しかし、長期的な視点から、もし昨年10月の高値を上抜くことが出来なければ、ヘッドアンドショルダーズトップを形成する兆しになることも念頭に置いておく必要がありそうです。
但し、それが成立するのは株価が19,000円付近を割り込む水準です。

 

・来週も上値は重そうですが基本的にトレンドフォローのスタンスを取ります。
新規にポジションを考える場合は、株価が移動平均線から大きく乖離しているので、チャネルラインとエンベロープを確認しながら反落を狙って短期的に逆張り戦略をとるか、25MAまたはトレンドラインまでの押しを待って順張りで買い参入するなどが考えられます。

また、不測の事態が発生した場合、日足で7本のろうそく足(細かくは5本と2本)がアイランド状態になっているので、アイランドリバーサルとなれば一気に梯子が外されて相場の流れが変わる可能性も考えられますので注意が必要です。

 

・なお、日経平均株価の5分足を確認すると、数日間横ばいに揉み合う動きをしています。

上方ブレイクすればトレンド継続ですが、揉み合いを下方にブレイクすると一旦大きく調整する可能性もあるので、今夜の日経225先物の動きも踏まえて注視しておく必要がありそうです。

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