日経平均株価は再び気迷い相場に(2019年6月28日)

<2019年7月3日、追記>

・7月3日引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日は日経平均株価もTOPIXも小幅に反落となりました。

2018年10月2日高値からの抵抗線がまだ有効な可能性はありますが、上記チャネルラインも想定されます。

 

<2019年7月2日、追記>

・7月2日引け後の日経平均株価の日足チャートです。

引き続き小幅ながらも高値、安値、終値を切り上げて上昇となりました。

2018年10月2日高値からの抵抗線をザラ場にヒゲで抜けたので、一旦このラインは消滅と思われますがヒゲがダマシとなりレジスタンス機能を残す可能性もありますから様子見です。

なお、この抵抗線を終値で明確に抜けた場合はサポートラインとなります。

・以下はTOPIXの日足チャートです。

昨日時点で高値からの抵抗線を抜けてラインがサポートとなっています。

本日も上昇していることから、一部銘柄だけが買われて日経平均株価だけが上昇しているのではなく、東証一部市場全体に買いが及んでいることが分かります

・株価はボリンジャーバンド+2σを上回り発散し始めています。

幅がやや広いもののバンドブレイクし始めたので順張りスタンスで見ていくことになります。

エンベロープは22,200円付近に+5%がありますので、余程の勢いが無い限り逆張りポイントとなりまそうです。
(その手前には22,000円の節目となる価格もあります)

この水準ではハイアーチャネルラインのありますので、ここからの上昇幅と鑑みて上昇した場合の目先メドとなりそうです。

・相場が好転に向かうためには、このまま上昇が続くよりも現在の価格水準でしばらくは保合った後の方が素直に乗りやすくなると考えられます。

この上昇がエリオット波動の波3である可能性もあります。

 

<2019年7月1日、追記>

・7月1日引け後の日経平均株価の日足チャートです。

株価は抵抗帯を上回って寄り付き、一気に200MAを上抜けて陽線引けです。

大きく上昇した割には出来高は増えず今年に入ってからの最低に近い水準にとどまっています。
まだ買戻しが主体で実需の買いは入ってきていないようです。
6月19日、20日の上昇も買戻しが中心で、その後の買いが続かず反落したことから、ここ数日の値動きには注意が必要です。

本日の高値は2018年10月2日高値からの抵抗線がレジスタンスになっているように見受けられます。

明日以降も上昇するならば、5月8日に窓を空けて下落した際の窓上限となる5月7日安値21,875円が、レジスタンスとして意識される可能性があります。
また、6月4日安値を起点とするトレンドラインの上値抵抗線も目先の到達点となると考えられます。

この辺りが今後どう影響してくるのかに注目するとともに、出来高の増加も確認していかなければなりません

なお、週足は52MAを上抜けたので3本の移動平均線は全てクリアしており、月足も24MAを上抜いたので3本の移動平均線は全てクリアです。

 

日経平均株価は再び方向感のない気迷い相場に(2019年6月28日)

・6月28日引け後の日経平均株価と日経225先物(日中)の日足チャートです。

・今週一週間の株価は75MAと25MAの狭間で推移し、特に目立った動きはありません。

日経225先物が先行して75MAに達し昨日同様に上値が抑えられたことで、本日の日経平均株価も伸びきらず重い展開となりました。
ろうそく足は気迷い気味の「はらみ線」です。

加えて高値は一目均衡表の抵抗帯下限の先行スパン1にも抑えられています。(日経225先物も同様)

全体的に勢いに欠け、強さも弱さも感じられない相場です。

 

・移動平均線は200MAと75MAが緩やかな下向き、25MAもほぼ横ばいで移動平均線からも株価の方向性は見い出せません。

下値は日経平均株価の25MAがサポートとなり、上値は日経225先物の75MAや抵抗帯がレジスタンスとして意識されるなど、目先のテクニカルポイントに逐一影響を受ける弱い相場ならではの特徴が表れています。

 

・6月中旬以降のボリンジャーバンドとエンペロープは共に乖離幅が広く、傾きもなく横ばいです。
ボックス相場入りです。

2つの指標が同時にここまで素直な形状になることはあまりなく、往来相場における逆張り指標として有効に機能しそうです。

(以下の2018年夏前後のチャートと似ています)
通常ではボリンジャーバンドの±2σで反転し、行き過ぎた場合はエンベロープ+5%で反転の見込みです。

 

・ラインは4月24日の高値22,362円を起点とする抵抗線、6月4日の安値20,289円を起点とする支持線が引けます。

日経平均株価の場合、この抵抗線がレジスタンスとして機能しやすい傾向があります。
期間的なことを考慮すると2018年10月2日高値24,448円を起点とする抵抗線の方が強く意識されるものと考えられます。

支持線は期間と角度的に今の状態ではさほどサポートとして影響しないと思われます。
今後上昇した場合にはこの支持線をロワーチャネルラインとするハイアーチャネルラインが短期的な上昇波動の到達点として重要な役割を果たすことになります。
その時の価格次第では利益確定目標となり得ます。

目先においては21,000円弱と21,500円付近の水平支持抵抗線が意識されると考えられます。

 

・一目均衡表は転換線と遅行スパンがそれぞれ好転しています。
基準線は横ばいです。

現在、株価は先行スパン1に跳ね返される状況が続き、強く抵抗帯が意識されていることが一目で分かります。

先行スパン2の80円ほど上には200MAが位置していることから、今後抵抗帯を抜けた後に200MAを上抜ける動きになると保合いからの脱出となり上昇期待が高まります

5営業日以降は先行スパン2が下がってきて抵抗帯が薄くなるので、株価がこのレンジ内推移すれば再来週には自然に抜けて来ることになり動きが出るかもしれません。

 

・一方で3月安値を意識した6月18日安値20,924円をレンジの下限とする水準を割り込んでくると、下げが加速しそうです。

目先は外部環境に振られそうですが、方向性が出るまでは様子見となります。
週明け以降の動きに注目です。

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