日経平均株価は方向感なく気迷い相場に(2019年6月14日)

<2019年6月20日、追記>

引け後の日経平均株価の日足チャートです。

5月にレジスタンスとして意識されていた75MAを終値ベースで上抜けてきました
高値は節目となる21,500円が意識されたようです。

日経225先物は200MAがレジスタンスとして意識され高値が跳ね返されています。

ここ数日は小動きから急に上放れしてきたことから、上昇に対する疑心がレジスタンスポイントでの売り圧力を強くしています。

日経平均株価、日経225先物のどちらも二空となりました。
三空となれば一旦手仕舞いも出やすく、明日は金曜日ということもあり、日経平均株価が200MAで頭打ちすると週明けは一時的に押す可能性があると想定されます。

 

<2019年6月19日、追記>

引け後の日経平均株価の日足チャートです。

反発となりました。
安値は昨日の日経225先物が止めたことでそれ以上の下落にはなりませんでした。

本日は75MAまで値幅を残す上昇となりましたが、日経225先物(日中)が先に75MAに到達して跳ね返されたことが影響しています。

株価は一目均衡表の抵抗帯に迫る水準になってきました。
抵抗帯付近には75MAと200MA、21,500円の節目、2018年10月2日高値からの抵抗線など、レジスタンスになりそうなポイントが密集しています。

転換線と遅行スパンは好転していますから抵抗帯を上抜いて三役好転となった後に、上記の全レジスタンスをクリアできれば強い相場になりそうです。

 

<2019年6月18日、追記>

引け後の日経平均株価の日足チャートです。

6月13日安値水準で下げ止まっています。
日経225先物は13日安値と同値で止まっていますので今のところサポートとなっています。

夜間先物でここを割り込むと20,600円付近まで下げ余地がありそうです。

 

日経平均株価は方向感なく気迷い相場に

・6月14日、15時の日経平均株価の日足チャートです。

週明けの10日に21,000円の節目と25MAを一気に跨いでスタートしましたが、勢いは続かず週全体に渡って保合いが続いています。

現在の株価水準付近には25MAがありますが株価が上下に交差していることから、さほどサポートとして機能しているようには見えません。
節目の21,000円の意識度合いも低そうです。

ろうそく足の実体は小さく方向感が掴めない気迷い相場の様相です。

・200MAは昨年10月からの下向きが継続、75MAも下向き、25MAは下げ角度が横ばいに近く緩やかになったものの全体のトレンドとしてはまだ下降中です。

株価は75MAまでまだ戻りきれず中途半端な水準で停滞しいます。

・その間に大きく発散していたボリンジャーバンドが収束し±2σの傾きが横ばいになってきました。

5月頃のように75MAがレジスタンスとなると同時に、横ばいの+2σが同じ価格帯に位置していることから強いレジスタンスとして機能すると考えられ、今後の上値のメドになりそうです。

また、-2σの価格付近には6月3日と4日の足がアイランドリバーサルとなった窓があり、窓の上値20,581円付近がサポートとなり下値メドになると考えられます。(窓の下値20,464円がサポートになる可能性もあります)

ボリンジャーバンドがもう少し収束すると、次の動きに繋がる前兆になり株価の方向も捉えやすくなります。

・一目均衡表は三役が逆転している状態です。

5月上旬まで株価は抵抗帯の上の水準にあり強い相場でしたが、5月14日に一時割り込んだ際の戻りは抵抗帯の先行スパン1と75MAに跳ね返される動きとなり、現在は抵抗帯の下に位置する弱い相場です。

今週の安値は押しの下限とされる基準線がサポートとなっています。

遅行スパンが来週火曜日にもろうそく足を抜けて好転する可能性があります。
どこまで遅行スパンがテクニカル的に意識されているかわかりませんが、週末頃に再び逆転してしまうか、ろうそく足に沿って上昇するうごきになるか、何らかの動きが見られるかもしれません。

・月足は2013年から上昇に転じた60MAが現在も上昇しています。

24MAも若干勢いが弱くなっている気配が感じられるものの上向きであることから、超長期中期的には上昇トレンドです。

12MAは下向きで24MAに対して収束に向かっており、来週早々にはDCします。
株価は2本の移動平均線の下に位置しています。

12MAと24MA、株価の位置関係では「下降トレンド」です。

2018年10月の高値から9本のろうそく足が下げ基調に押している様子から、現在は上昇トレンド中の修正トレンドの途中にあると考えられます。

今後、株価が21,760円を上回る水準まで上昇すると、3本の移動平均線の上に株価が位置する「上昇トレンド」に転換します。

・週足は26MAと52MAが下向きの下降トレンドです。

2017年から上昇していた52MAは2018年9月頃から下向きに転じています。
週足チャートでは長期的には下降トレンドです。

26MAも下向きで52MAに対して発散しながら下降していますので中期的にも下降トレンドです。

株価が11,790円を上回る水準まで上昇して52MAを上抜けると「上昇トレンド」に転じます。

 

・これらを踏まえて日足の200MAが現在21,696円に位置することから、もし株価が最後の移動平均線となる月足24MAの21,800円付近を上抜けてくるならば、日足、週足、月足の9本全ての移動平均線を上抜けることになります

この時、下記のチャートの様に昨年10月2日24,448円の高値を起点として、4月24日高値を結ぶ抵抗線が同じ価格帯にありますので、強いレジスタンスになる反面、上抜けて来ると上昇転換の期待が高まることになります。

日柄の経過とともに抵抗線は21,800円を下回ってきますので、抵抗線と21,800円のどちらか高い方がレジスタンスポイントと考えられます。

その後は4月24日高値の22,362円が影響してきそうです。

 

・当面は75MAを上限に、5月31日安値の21,580円、もしくは2月8日安値の20,315円の水準を下限にしたレンジ内での動きが続きそうです。

 

<2019年6月17日、追記>

引け後の日足チャートです。

本日も引き続き値幅も小さく小動きです。

出来高はさらに減少傾向にあります。

 

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