日経平均株価はトレンドラインを上方ブレイク(2019年6月7日)

<2019年6月13日、追記>

6月13日15時、日経平均株価の日足チャートです。

日経225先物、日経平均株価ともに気迷いの極線となりました。

25MAがサポートとならなかったことから、下の水準に位置した一目均衡表の基準線がサポートになった様です。

以下は日経225先物通しの13日日中の引け後の5分足チャートです。

上昇トレンドから下降トレンドに転換している様子が良く分かります。

125MAがどのタイミングで上向くか注目です。

 

<2019年6月12日、追記>

6月12日14時、日経平均株価の日足チャートです。

本日も小動きで特に目立つ動きはありません。

金曜日はメジャーSQで基本数値9日目に該当します。

 

<2019年6月11日、追記>

6月11日15時、日経平均株価の日足チャートです。

本日も25MAを上回る水準で引け、5月末の下落以前のレンジ内に戻ったように見受けられます。

本日は先行して先物が基準線に到達したことで、日経平均株価はやや基準線未達となっています。

今後、上値は5月中旬の頃の様に75MAをレジスタンスとして意識される動きになると考えられます。
下値はいくつかのサポートレベルが想定されますが、下限は2月8日安値の20,315円付近が支持帯になると考えられます。

また、21,000円という節目の価格はアナウンス効果的に使われそうですが、節目として意識されることは少ないと思われます。

ボリンジャーバンドの収束が進んでいますので、更にしっかり収束した後には上放れもしくは下離れして走り出すことになりそうですが、それまでに何らかのフォーメーションの形成が望まれます。

 

<2019年6月10日、追記>

6月10日15時、日経平均株価の日足チャートです。

先週末から大幅にGUして寄り付き節目の21,000円と25MAを上回る水準で引けました。

特に目立った値動きではありませんが、5月中旬頃のレンジ内に戻ってきた感じです。

ボリンジャーバンドの収束が進んでいます。

・一目均衡表では目先基準線が上に位置していることからレジスタンスとなる可能性があります。

 

日経平均株価はトレンドラインを上方ブレイク

・6月7日、15時の日経平均株価の日足チャートです。

5月からの下落は6月4日安値20,289円を底に目先反発基調となっています。
2月8日安値21,315円の水準が下値の支持帯(S1)となった様子が伺えます。

4月25日高値22,334円を起点に、5月28日高値を結ぶ抵抗線(R1)があります。
このR1はトレンドラインで、2018年12月末からの上昇トレンドに対する修正トレンドと見られます。

本日、上方にブレイクしてきたため令和に入ってからの下落に鈍化の兆しが感じられます。

また、6月3日と4日の2本のろうそく足は、下落によるGDと反発によるGUによりアイランドリバーサルを形成し、トレンドラインR1を上抜けてきた状況から鑑みるとトレンドが転換するシグナルになったと考えられます。

本日の安値は抵抗線R1が支持線になった動きに見えることから、抵抗線が支持線に逆転したと思われます。今後このラインが目先の支持線になります。

 

・25MA、75MA、200MAの3本の移動平均線は全て下向きで株価は移動平均線の下の水準に位置しています。移動平均線と株価の分位別図のポジションは「下降トレンド」です。

25MAの下げ角度はおよそ45度と大きく、75MAに対して乖離幅を広げながら発散していることから、まだ下降トレンドの勢いは強く短期的な戻りの域にあります

 

・出来高は週半ばから減少しています。空売りの買戻しが落ち着き、実需の買いはまだ入っていない様子です。

・ボリンジャーバンドは発散傾向が続き±2σが大きく乖離していましたが、株価が6月4日安値から反発した影響を受けて±2σは収束方向に転じてきました。

特に+2σの収束方向への傾きが大きく、今後±2σは急速に収束します。

目先の値幅の上限下限価格は±2σの範囲内に収まると思われ、-2σは2月8日安値の21,315円と重なる付近に位置するので下振れした場合には強い支持となりそうです。

 

・6月3日安値20,305円はエンベロープ-5%から切り返しました。

株価が一定のレンジ内で振幅する乖離の特性から、結果的に反発する動きになりましたが、5月14日のケースと比較するとエンベロープの下向き角度は大きく、-5%に達したタイミングでの逆張りはリスクが高かったと思われます。

 

・一目均衡表は、株価が抵抗帯(雲)を下回り逆転、遅行線がろうそく足を下回り逆転、そして転換線は基準線を下回る三役逆転が既に成立しています。

基準線は下向きから横ばいになってきました。

遅行線は現在の株価水準を維持すれとすれば7日後にろうそく足に到達します。
好転してろうそく足に沿って上昇するか、5月14日付近のろうそく足を跨いで逆転継続となるか注目です。

また、8日後から抵抗帯である赤雲が青雲に転換し日々先行スパン1が切り下がって行きます。
この付近は遅行線と絡めて値動きに影響してきそうです。

 

・エリオット波動の観点からは、2018年12月26日から2019年4月24日までが上昇インパルス・パターン、4月24日から6月4日までがコレクティブ・パターンの形成になったと考えられます。

インパルス・パターンは下記の3つのルールに準拠した動きが確認できます。

① 波2は波1の起点を下回らない。
② 波3は3つのインパルス・ウェーブの中で最も小さくない。
③ 波4は波1にオーバーラップしない。

コレクティブ・パターンは「ジグザグ・コレクション」の波cまでの形成が確認できます。

このことから今週の上昇は、6月4日を起点とする次のインパルス・パターンの動きになる可能性が出てきました。
今後慎重に見ていく必要がありそうです。

 

・さて、今週の反発は空売りの買戻しによるところが大きいと思われ、出来高も減少傾向にあることから、今後実需の買いの増加が見られなければ再び調整基調が続く可能性もあります。

5月中旬に75MAがレジスタンスとして強く意識されていたように、目先は25MAがレジスタンスとして意識されそうです。

・今後想定される上値メドは以下になります。

① 節目の21,000円。

② 25MA。

③ 75MA。

④ 一目均衡表の基準線。

⑤ 節目の21,500円。

⑥ 200MA。

下値メドは以下になります。

① 4月25日高値と5月28日高値を結んだ支持線(S1)。

②アイランドリバーサルとなった窓の上限20,581円、下限20,464円。

③ 6月4日安値20,289円。

④ 4月25日高値と5月28日高値を結んだ抵抗線(R1)をチャネルラインとしたロワーチャネルライン(L1)に到達する水準。(またはL1aに到達する水準)

⑤ 12月26日安値18,948円から、4月24日高値22,334円の上昇幅3,386円を基準にフィボナッチ水準から61.8%押しの20,242円。

⑥ 同上昇幅3,386円を基準にV計算値の20,072円、またはN計算値の19,847円。

⑦ 月足60MAの19,528円。

 

<2019年6月8日、追記>

8日先物と日経平均株価の日足チャートです。

日経225先物(通し)の高値と終値が節目の21,000円を超えて25MAに達しています。
25MAが目先のレジスタンスとなったように見えますが目線は上を意識した動きです

夜間の高値価格21,050円は日中の25MAのやや下に位置する水準です。

週明け先物は同様に25MAまで上昇する可能性が高くなりました。

日経平均株価も21,000円の節目を超えることが出来れば、まずは25MAまで上昇するものと想定されます。

(但し、GW明け直前の様な事象が起こらなければ)

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