マザーズ指数は好転のリーディングダイアゴナル(2019年3月27日)
<2019年4月2日、追記>
4月2日引け後のマザーズ指数の日足チャートです。
トレンドラインを割り込んできました。
先の投稿(下記)の様に、リーディングダイアゴナルであるとすれば、ここからコレクティブ・パターンとして波動a-波動b-波動cの第2波の修正波が来ることになります。
このダイアゴナルがインパルス・パターンの第1波であれば、第2波は第1波のスタートである、12月安値を割り込むことはありません。
本日は75日移動平均線がサポートとなったものの、日経平均株価に下げ仕掛けが入り連れ安になった場合、まずは目先のサポートポイントは、チャネルラインの下値傾向線になります。
長期トレンドを転換
マザーズ指数の3月27日引け後の日足チャートです。
2018年1月高値からの長期トレンドラインを転換してきました。
転換ポイントでは多少の揉み合いとなったものの、950ポイントを高値とする水平上値抵抗線ができ、短期的なアセンディングトライアングルを、本日ブレイクアップしています。
さらに、本日の高値は拡大型ダイアゴナルの上値傾向線に到達しています。
本日は、マザーズ市場の各銘柄も堅調でしたが、仮にこのまま上値傾向線を抜けて上昇を続けた場合、懸念事項として移動平均線との位置関係があります。
下記チャートの赤いラインが200日移動平均線です。
現在の指数のすぐ上には、下向きの200日移動平均線があり、レジスタンスとなる可能性があります。
しかし、長期的に見た場合、現在はまだ下降トレンドの最中ではあるものの、高値からおよそ14か月の日柄が経過し、波動的にも四段下げています。
25日、75日移動平均線の収束ポイントを上抜け、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜けて、発散方向に上昇していますので、反転して次の上昇に転じた可能性が高いです。
そうなれば、12月末の安値が大底であったことになります。
2018年1月から、75日移動平均線と21日移動平均線との収束と発散は3回繰り返され、今回は4回目の収束を上抜けています。
長期の下げ相場が終わり、グランビルの法則的には上昇に転じる「初動」の動きと見えます。
この辺りが、日経平均株価と比較すると、波動の観点から現在地が違うので、今後の挙動に注目です。
また、ボリンジャーバンドの収束が進み、やや発散方向になった+2σに達しています。
これがレジスタンスになる可能性もありますが、発散の勢いに乗った場合は、200日移動平均線をクリア出来るかもしれません。
跳ね返されるか、揉み合うか、一気に抜けるかに注目です。
一目均衡表は、全ての指標において好転しています。
基準線も強い角度で上向きなので、本日の上昇の反動で多少下げても、相場の勢いは強いと言えます。
このまま上値傾向線と200日移動平均線を上抜くことが出来るかどうかが、注目ポイントです。
但し、「拡大型ダイアゴナル」の上値傾向線や200日移動平均線などに跳ね返され、更に75日移動平均線を割り込む状況になると、もう一段の下げが継続する可能性もあります。
<2019年3月28日、追記>
3月28日引け後のマザーズ指数の日足チャートです。
上記記載の「拡大型ダイアゴナル」の上値傾向線に押し戻された感がありますが、安値からの上昇にスポットを当ててみると、長期の下落局面から上昇に転じるトレンドの開始サインである「リーディングダイアゴナル」となっています。
現在、波3が終了し、波4に向かう途中であるとするならば、一旦は下値傾向線までの下げ余地があることになります。
そこから反転し、波5の形成が終わると修正波の動きを挟んで、再度上昇する可能性があります。
個別銘柄においては、波5での戻り売り、修正波でも押し目買いが有効となるかもしれません。
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