日経225先物の目先のレジスタンス(2018年11月29日)
強気相場のフラット変形
日経225先物(日中)2018年11月29日ザラ場の日足チャートです。
10月からの急落後、トレンド転換した株価は11月8日に高値が75日移動平均線にタッチして跳ね返されました。
75日移動平均線がレジスタンスとして意識された動きです。(左の青い〇印)
その後、10月安値を割らずに反発し、11月26日に高値は25日移動平均線に跳ね返されました。(右の青い〇印)
翌27日は25日移動平均線が前日のレジスタンスからサポートに逆転する機能となり、安値が支えられています。
ここでも移動平均線が意識される動きとなっています。
心理的節目の22,000円も27日には意識されたものの、翌28日には200日移動平均線を一気に抜けました。
本日29日ザラ場で株価は75日移動平均線に接近しています。
8日の動きと同様にレジスタンスとして意識される可能性は高く、加えて心理的節目の22,500円がプラス10円上に位置しています。
今後、75日移動平均線と節目の22,500円を上抜けて、11月8日高値のレジスタンスレベルラインを抜けると、ダブルボトムが成立します。
ダウ理論的にはフェイラースイング・ボトムとなり、買いシグナルとなります。
また、エリオット波動論的には、2018年9月までのインパルスウェーブ(衝撃波)に対するコレクティブウェーブ(修正波)と見ると、フラットコレクションの強気相場のフラット変形と見ることも出来ますが、これについては現時点での判断は難しいです。
いづれにしても、今後の上昇は11月8日高値である22,580円のレジスタンスレベルラインを抜けることが出来るかどうかが重要なポイントになります。
なお、チャート上の青〇のポイントは、日経平均株価のチャートでは移動平均線未達となっています。
これは日経平均株価に先行して動く先物の特徴で、先に先物が移動平均線に跳ね返されたことにより、日経平均株価が先物の動きに影響を受けたためです。