マザーズ指数の下値傾向線(2018年11月13日)
トレンドラインの下値傾向線が安値を支える動き
マザーズ指数の11月13日ザラ場の日足チャートです。
2018年1月の最高値から下落が続いています。
現在までに3本のトレンドラインが出現しています。
トレンドライン②は3月26日安値を割り込んだ時点で出現し、その下値傾向線(ライン②´)を7月5日に置くと、8月16日、10月30日の安値はライン②´がサポートとして機能したことがわかります。
また、10月30日安値は、トレンドライン③の下値傾向線(ライン③´)がサポーとして機能しています。
10月30日は日経平均株価が大きく急落した流れによる「追証売り」が、タイムラグをともなってマザーズ指数のセリングクライマックスとなった日です。
2本の下値傾向線がぴたりと重なり、より強いサポートとして機能したようです。
今後、マザーズ指数はトレンドライン③と下値傾向線③´の間を推移すると予測されますが、マザーズ市場の個別銘柄を取引する場合には、このレンジを意識しておく必要があります。
また、傾向線に届かずに反発・反落する動きや、「チャネルラインの修正」についても注視しておく必要があります。
移動平均線との関係
200日移動平均線は7月から下降となり、75日移動平均線も発散しながら下降しています。
ボリンジャーバンドは収束に向かっているものの、まだ幅が広くボラティリティが高い状態です。
今後、トレンドライン③を転換しても、上には200日移動平均線が位置しています。
トレンド転換した場合、下がってくる200日移動平均線を抜け、9月27日高値をレジスタンスレベルラインとする価格を抜けて来るまでは、戻りは重いと予測されます。
一目均衡表との関係
先週9日金曜日の高値は先行スパン2がレジスタンスとなり跳ね返されています。
8月以降、雲がレジスタンスとして意識される傾向が出ており、トレンド転換を迎えるまでには先行スパン1、2を抜けていく必要があります。
5営業日以降は雲が薄くなりますので、もし雲抜けする勢いがあればトレンドライン③に接近します。