日経平均株価(2018年9月16日)
コンティニュエーションの上放れ
日経平均株価が5月高値をレジスタンスレベルとするラインを上抜けてきました。
下図は2018年9月14日引け後の日経平均株価の日足チャートです。
1月高値を付けた後に株価は急落し、3月末から反転し横ばいに推移する動きとなっていました。
今年は「節分天井、彼岸底」のセオリー通りの動きです。
その間4か月間の株価は、23,000円を心理的レジスタンスとしながら徐々に安値を切り上げてきました。
フォーメーション的にはコンティニュエーションフォーメーションの「ディセンディングトライアングル」となります。
特徴は、
① 上値が一定で下値が切り上がる。
② 買い方の勢いが次第に強くなり下値が切り上がる。
③ 最後のリバースポイント5はサポートラインに到達せずに反転。
重要なポイントは、トライアングルを作る前の進行方向がトライアングル後の進行方向を決定することです。
また、9月14日はメジャーSQで清算値は23,057.94円となり、終値はその値を超えて引けています。
このことから相場には勢いがあり、来週以降は新たな上昇が始まる期待があります。
この4か月間のトライアングルがコンティニュエーションであれば、2016年11月から始まり2017年12月まで続いた5波に並ぶトレンドもあるかもしれません。
目先の株価は信用売りの買戻しによる「踏み上げ相場」となりそうです。
数日はボラティリティが大きく不安定な動きになりますが、短期の利益確定を伴いながら、実需の買いが流入してくればトレンドが確定となります。