今後の日経平均株価のゆくえ3
今後の日経平均株価のゆくえ3
2018年8月18日15時現在の日経平均株価は、依然としてサポートライン、レジスタンスラインの狭間で保ち合い継続となっています。
当初、サポートラインは4月3日を起点とし7月5日安値を通過するラインでしたが(上の矢印)、8月13日に僅かながら割り込みました。
これにより株価はトライアングルを下方向に放れる兆候を見せました。
しかしながら、翌14日には大きく切り返し再び上昇し下離れは回避されることとなり、結果的に13日のサポートライン割れはダマシとなりました。
さらに、16日もサポートラインを意識するように株価は下ヒゲを残して反発しています。
このサポートラインは非常に強く意識されています。
そして18日現在の株価はサポートラインとレジスタンスラインのちょうど中間付近まで戻してきています。
ちなみに当初のサポートライン(上の矢印)は13日に割り込んだことで消滅します。
そして新たに13日安値を基準にして引き直します。
同様に16日にも僅かながら割り込んでダマシとなっていますので、現在の正式なサポートラインは4月3日を起点とし8月16日安値を通過するラインとなります。
一度割り込んだサポートラインはその瞬間に消滅します。
そして次の瞬間には逆転しレジスタンスラインに転じます。
しかし、レジスタンスラインとして機能することなく戻した場合、割り込んだ現象をダマシと判断して新たなサポートラインを引き直します。
さて今週の動きですが、チャート的には上には3本の移動平均線があります。
約100円の値幅に移動平均線が密集していますので、かなり強いレジスタンスラインと見ることが出来ます。
この3本の移動平均線を上抜くには相当な買いパワーが必要であることは容易に予測できます。
余程の動意が無い限り今週は上値が重そうです。
また下にはこれまで数回サポートとして意識されてきた強いサポートラインがありますので、上にも下にも動き難そうなチャートとなっています。
今週はこの保ち合いがどちらに放れるかが注目されます。
3本の移動平均線は収束しています。
これは株価の煮詰まり感は相当高く、保ち合い放れの転機が近いことを示唆しています。
株価がレジスタンスラインを上抜ける、またはサポートラインを割り込むと移動平均線の発散が始まります。
この状態になると株価の上昇下降が最も強い局面となりますので株価が大きく動きます。
日経平均株価のチャートにおいて3線が収束するタイミングは非常にまれであり大相場になる可能性もあります。
買い仕掛け、売り仕掛けの準備を進めておく必要がありそうです。
但し、どちらに動くかは動いてみないと分かりませんので、株価が放れる方向を確認してから仕掛けなければなりません。
<2018年8月21日、追記>
・日経平均株価は保ち合いですが、日経225先物miniの高値は長期線(200日移動平均線)がレジスタンスとなっています。
また期間は短いですが8月8日高値を起点とするチャネルラインに押さえられた動きにも見えます。
<2018年8月24日、追記>
・日経225先物mini夜間で3線を上抜けてきました。
23,000円付近までは戻しそうですが、どこまで勢いがあるか注目です。
もし23,000円を目指すのであれば、その流れに乗って個別株も短期的に上昇します。
<2018年8月25日、追記>
・1月23日高値からのレジスタンスライン(上値傾向線)に近づいてきました。
27日時点のライン価格はおよそ22,676円です。
75円の値幅になりますので、ここを上抜けるとレジスタンスを一つクリアできます。
23,000円を目指す展開となりますが、まずは8月8日のレジスタンスレベルラインの突破が課題です。