Ⅴ-2-4.エンベローブ(移動平均線乖離率バンド)
Ⅴ-2-4.エンベローブ(移動平均線乖離率バンド)
チャートに移動平均線に対して上下に一定の乖離率を持った線を描いたバンド(帯域)を付加したもの。
移動平均線に対して一定の乖離率のレンジ内で推移することが多いため、過去の傾向から想定されるバンドの両端付近を含めバンドを突破した水準をメドに、逆張り戦略の手法として活用される。
エンベローブは、移動平均線に対する株価乖離率のバンドを視覚的に捉える面において優れている。
特徴としては、ボックス圏での動きを含め、移動平均線の傾きの絶対値が小さい(トレンドが弱い)場合において、乖離率中心に相場を見て転換点を捉えやすいと言える。
エンベローブは移動の動きと同じ幅で上下することから、移動平均線の傾きが大きい(トレンドが強い)場合や、トレンドの傾向が大きく変化する場合には、株価が移動平均線の上昇(下降)に合わせて、エンベローブの上限(下限)ラインに張り付きながら、上値を切り下げたり下値を切り上げたりするケースも見受けられる。
よって使用に当たっては、乖離率だけに注目するのではなくトレンドの強弱、変化も併せて分析することが必要である。