押しに向かうか踏み上がるか(2024年4月8日)
<2024年4月8日、追記>(11:00)
※ 当ブログは、日々の動きを下記3月29日の投稿をベースに、下から時系列に書き積んでいます。
下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2024年4月8日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は3月22日の高値以降反落しています。
短期トレンドを示唆する25MAは横ばいから下向きに転じ始めました。
25MAは株価の上に位置しているので目先抵抗になると思われます。
現在、先に日経225先物が25MAを抵抗とする動きを見せていますので、日経平均株価は先導する先物の値動きに注目です。
下記投稿にも記載しましたが、このまま25MAを抜くことが出来ずに今よりも高い水準にならなければ、応答水準の関係から25MAは横ばいもしくは下向きが加速することになります。
そうなるとここまでの上昇は一旦調整入りとなり、株価は75MAもしくは200MAまで押す動きになりそうです。
なお、個別銘柄においてはプライム市場は押し目、グロース市場には初動が多く見られるので参考銘柄でチャートを確認してください。
条件!(2024年3月29日)(11:30)
・2024年3月29日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
・昨年6月以降の当時バブル以降の高値が抵抗となり、12月までブレイクすることが出来なかった株価は、1月に抜けたことを機に上昇に転じました。
昨年末までは「保合い相場」であり、この時点で上昇するか下降するかは分からない局面でした。
上昇と判断するためには必ず前提条件があり、この場合は6月高値を抵抗する水準を上抜けたら上昇に転じる可能性が高いと判断できました。
そして、1月にブレイクして上昇しています。
ここに需給関係が大きく関与しているので、ここを読み解いて条件を明確にして予測することが重要です。
・さて現在の日経平均株価は25MAをベースに発散と収束を繰り返す動きをしています。
移動平均線の観点から見ると、長期トレンドを示唆する200MAと中期トレンドを示唆する75MAは上向きの上昇トレンドです。
傾きが大きく多少の株価のブレでは変化はないので特に意識する必要はありません。
目先は短期トレンドを示唆する25MAの傾きに注視する必要があります。
株価は3月22日の高値から現在は修正波動の域にあります。
これにより25MAの傾きは上向きでありながら若干鈍化してきています。
複数線分析の観点からは、いつか必ず25MAは下向きに転じて75MAと収束関係に向かいます。
これは複数線分析の絶対的な動きです。
先の3月14日の投稿で以下のような予測チャートを掲載しましたが、
いずれこの形状のチャートになります。
3月14日のチャートと現在のチャートを比較すると高値更新を1回挟んでいます。
つまり、条件として高値を更新すると上昇、更新できずに25MAの傾きが鈍化し横ばい方下向きに転じてくると、75MAとの収束局面に向かうと言うことになります。
この辺りの動きを今後注視していく必要があります。
・一方で高値を更新した場合の高値メドは、対25MAとの乖離の限界に加えてチャネルラインが想定されます。
上値にはまだ十分な余裕があります。
これを長期の月足で確認しても同様です。
このことから高値を更新すると上値メドまでの上昇があり、25MAが75MAに対して収束関係になると、25MA,75MA,200MA,支持線までの押しになる可能性があります。
・一目均衡表は三役が好転した状態が続いています。
押しがあった場合、下値のメドとなる基準線、転換線にも注目です。