高値更新は今ではない？！（2024年2月21日）

推進5波動からどう動くか（2024年2月21日）（16:30）

・2024年2月21日、日経平均株価の日足チャートです。

先週の日経平均株価は、史上最高値を更新するかどうかが話題になりました。

しかし、今の位置で最高値を更新してしまうと、タッチした達成感から利益確定が進み、更新が単なる記録更新に終わる可能性がありました。

ここまでの上昇幅が大きかったことから、仮に更新してもその後の伸び代はさほど期待できません。

現在はそうならないために更新直前で一旦調整を挟む動きとなっています。

そこで需給的には、まずはここまでの上昇分の利益確定を促進して売り圧力を軽減させる必要があります。

そして下げを見込んだ新規の空売りを増加させる必要もありまします。
（事実、空売りは増加傾向にあります）

空売りが積み上がってきた状況と利益確定の売り圧力が小さくなった局面で高値更新をすると、買戻しによる踏み上げと実需買いによって上昇を加速されることになるので、新たにトレンドを伴った上昇が期待できます。

そういう目論見のもとで現在は高値更新をさせずに調整しています。

一方で、これまで下降トレンドで低迷していた銘柄に初動の機運が高まってきています。

需給バランスを読み解くとともに、資金循環の流れをうまく活用する局面でもあります。

・日経平均株価は昨年6月からの調整局面で波が延長されて最大の9波動となりました。

その後、現在は上昇に転じて10月末からの上昇5波目となっています。

エリオット波動のセオリー通りに動きですが、ここから修正波動に転じるか、更に波が延長されるかが注目ポイントです。

いずれにしても長期トレンドを示唆する200MAの傾きは大きいので上昇トレンドは継続です。