下落相場に備えた低リスク強力ヘッジ方法とは
日経が下げた時の対策銘柄(2023年8月20日)
・下げ局面で「空売り」が有効であることは言うまでもありませんが、空売りをしないで下げ局面でも利益が出る銘柄を「買う」という対策もあります。(詳細な売買については授業で解説します)
日経平均株価がバブル後の最高値をつけた6月以降、株価は反落しています 😰
買い方にとっては逆風なので、せっかく良い銘柄を買っても大きな収益を臨みにくい相場です。
しかし、
この反落相場を下落相場を逆手に取って収益を目指せる銘柄があります 👍
ブルファンド・ベアファンドよりも、もっと低リスクで高パフォーマンスを目指せる銘柄がVIX短期先物指数(ETF)です。
添付のチャートは、2020年のコロナウイルスが蔓延し始めて、世界の株式相場が大暴落した時のチャートです。
左が日経平均株価、右がVIX短期先物指数(ETF)。
日経平均株価は2月6日から3月19日まで急落したので、保有したままだと大きく資産評価額は下がります。
一方で、
右はVIX短期先物指数(ETF)で2月17日から3月19日まで急騰したので、保有していれば大きく資産評価額が上がります。
VIX指数と言うのは別名「恐怖指数😎」と呼ばれ、相場の参加者がこれから下落するだろうと不安を感じると上昇する指数なので、相場と真逆の値動きをします。
ここがベアファンドと大きく異なる点です。
つまり、株式相場が何らかの影響でこれから下がると嫌気されると、その下落に対する不安や恐怖からこの指数が上昇するので、相場が悪くても収益が期待できると言うことになります。
ベアファンドと比較してこのVIXの特徴は、
1.まず現在価格が安いことです。
売買単位は1株、8月18日現在の株価は758円です。
2.次にパフォーマンスが高いことです。
コロナショックで日経平均株価の下落率が32%、ベアファンドの上昇率が同様に32%であったのに対して、VIX指数の上昇率は実に480%でした。
現局面においてのメリットは、
1.ベアファンドよりも安価で高パフォーマンスが期待できる。
仮に、現在31,450円の日経平均株価が3月安値の26,600円付近まで下げた場合、下げ幅4,800円。
下落率は15%になので、ベアファンドのパフォーマンスはプラス15%です。
これに対してVIXは現在760円で1,500円付近まで上昇します。
上昇率は150%なので高効率です。
2.万一の損失額が小さい。
もし、日経平均株価が予測に反して上昇し、再びバブル以降の最高値を更新した時点で損切りをした場合、VIXの626円安値が損切りラインとなるので、損失額は134円、下落率は僅か18%です。
当然、そこに至るまでに既に損切りしていますからそれ以下の小さな損失に抑えることができます。
3.日経平均株価だけでなく世界相場全体の恐怖に連動している。
日本相場のみならず米国相場にも連動するので、非連動相場であってもタイミングを逃さずキャッチアップできます。
ちなみに、VIXは通常の証券会社で常時取引が可能です。
(松井証券の場合売買手数料は無料です)
VIXの現在の株価は1株758円。
1株単位で購入が可能なので低いハードルでヘッジに使えます!
但し、日経平均株価が上昇したら損失となるので、リスク管理をきっちりする必要があることは言うまでもありません。
※ 細かな売買ポイントや戦略については授業で解説しますので予備知識として。
いきなり手を出さずにまずは過去の動きを自分で検証してウォッチを!!!