過熱相場が調整する兆しを捉える(2023年6月10日)
<2023年7月4日、追記>(14:40)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に書き積んでいますので、下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2023年7月4日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
昨日、6月19日高値33,772円に近接したものの抜けず、本日は反落です。
引き続き、6月27日安値32,306円をサポートとするレンジ内で推移です。
このまま高値を抜けない場合、失望売りで一時的に急落する可能性があります。
サポートを割り込むとダブルトップ成立となりますので、売りが加速しますから要注意です。
<2023年7月1日、追記>(8:50)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に書き積んでいますので、下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2023年6月30日、今朝6時に引けた日経225先物の日足チャートです。
昨夜は上昇です。
280円ほど値を上げて引けましたので、週明けの日経平均株価は窓を空けて上からのスタートになりそうです。
中長期のトレンドは上昇で、先週鈍化するかと思われた短期トレンドも上昇継続となりそうです。
注目ポイントは、6月19日高値33,960円を抜くことができるかどうかです。
高値更新となれば買戻しにより踏み上げ相場が到来します。
一方で、6月27日安値32,435円を割り込めば、目先調整入りとなります。
この上下のレンジ内は保合いとなります。
上目線で見た場合、時間調整をうまくこなせば上値余地はまだあります。
レンジ放れとトレンドの変化に注目です。
<2023年6月28日、追記>(15:45)
・2023年6月28日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は昨夜の流れを受けて本日は上昇です。
トレンドラインを割り込んだものの25MAがサポートとなり、ひとまず支えられた感じです。
25MAの傾きは若干緩くなっていますが、このまま今の水準で株価が推移すれば、応答水準の関係から上昇トレンドは継続となります。
昨日の安値をサポートに、19日の高値をレジスタンスに時間調整のレンジ保合いに移行する可能性があります。
なお、先週の反落以降に相当数の空売りが入っていますので、高値抜けでは踏み上げ相場となり、更にトレンドが強化される可能性があります。
<2023年6月25日、追記>(13:10)
・2023年6月25日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は500円ほど下げました。
ここ数日の揉み合いの値幅からすると大きく反落したように見えますが、上昇トレンド中の調整としては想定範囲の振れ幅です。
着目すべき点は4月安値を起点とするトレンドラインをヒゲで割り込んだことです。
25MAの傾きの鈍化と合わせてトレンドが転換する可能性があります。
週明けはここに注意する必要があります。
乖離の観点では6月14日、15日に対25MA8%に達したことにより、一旦調整がある局面でした。
これにより、8%まで乖離幅ができたことになるので、再び上昇に転じた場合には、更に上に余地ができたことになります。
<2023年6月21日、追記>(12:10)
・2023年6月21日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
上昇トレンド中の調整に入っています。
調整することにより更に上値余地が生まれています。
対25MAとの乖離、トレンド転換などに注視です。
マザーズ指数は引き続き続伸です。
<2023年6月19日、追記>(11:50)
・2023年6月19日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は上値が重くもたついています。
ここ数日の揃えた高値が蓋になっています。
分足で確認すると分かります。
日経225先物の日中足とともに、ここを抜ければまだ伸びそうですが、乖離の関係からどうなるか。
一方でマザーズ指数は急騰です。
資金循環が効いていることが分かります。
<2023年6月15日、追記>(15:50)
・2023年6月15日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は高値を切り上げたものの押されて引けています。
この動きを日経225先物の分足で確認すると、ここ数日のトレンドに鈍化の兆しがあることが分かります。
ちなみに、夜間取引が相場を主導しているので、日経平均株価の分足では捉えることはできません。
トレンドが転換し横ばいの動きに推移しつつあります。
これが時間調整となり再び上方ブレイクしてトレンドが出るのか、下方ブレイクして価格調整に入るのかに注目です。
今夜の先物動きがポイントになりそうです。
<2023年6月14日、追記>(14:10)
・2023年6月14日、ザラ場日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です。
買い主体は買戻しで踏み上げ相場です。
一方でマザーズ指数は反落です。
資金循環にやや変化が。
<2023年6月12日、追記>(13:30)
・2023年6月12日、ザラ場日経平均株価の日足チャートです。
本日は上昇です。
ところで、ネットニュースにこんな記事がありました。
『週明け12日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。
前週末終値からの上げ幅は一時200円を超え、バブル経済崩壊後の終値最高値である3万2506円78銭を上回った。』
チャート上の下の赤いラインが終値ベースの最高値です。
本日は上ヒゲがこの終値を上回ったのでこのような表現になっているのですが、チャートを見ても最高値が更新されたわけではないことは一目で分かります。
現在のチャートを操作しチャートを作るコンピュータシステムは、始値や終値を条件判定の基準にはしていません。
システムの仕様は、ダウ理論に基づいて高値と安値の大小比較を判定基準にしています。
本日、終値ベースの高値を株価が上抜けても一向に資金が入った形跡が見られないことでも明白です。
例えば、空売りが買い戻されるトリガーとなるポイントは、やはり高値抜けです。
ゆえにこのニュースは嘘ではないにしてもチャーチストの見解ではありません。(共同通信社の単なる横流し記事)
ちなみに木曜にの安値を割り込めば、高値切り下げのダブルトップです。
ニュースに乗じて買い向かった向きは根拠のない煽りに、高値を掴まされる結果になりかねません。
やはり、自分の判断でチャートを読み解く力が大切です。
乖離の限界は日々切り上がるが(2023年6月10日)(13:00)
・2023年6月9日、日経平均株価の日足チャートです。
目先意識されていた昨年8月高値29,222円を上抜け、2021年9月の最高値30,795円も上抜けたことで、バブル以降の最高値を更新し続けています。
25MAの傾きも大きいことから短期的に強いトレンドに乗っている状態です。
長期トレンドを示唆する200MAは昨年11月から上向きに転じ、その傾きは徐々に大きくなってきているので、長期的にも上昇トレンドに乗っています。
株価と移動平均線の位置関係は、下から200MA、75MA、25MA、株価の順パターンです。
GW明けの保合い放れから上昇し続け過熱感が感じられますが、株価は調整を挟みながら25MAから大きく乖離してはいません。
・25MAとの乖離の観点から見ると、乖離率7%~8%までにはまだ上値余地があることが分かります。
25MAが上向き状態であることから、日々乖離の限界は切り上がっていきます。
株価が反落して調整を挟むことにより限界値は更に高くなることから、上値余地はまだあると言うことになります。
しかしながら、一旦7%~8%に達した場合には持続はさぼど長く続かないので、目先ある程度の値幅を伴う調整が想定されます。
・その兆しはトレンド分析で見極めることができます。
現在、1月安値を起点とするメジャートレンドラインに対して、2本のマイナートレンドラインが引けます。
トレンド分析の観点から3本目のラインを割り込むと上昇一服となり調整局面を迎えます。
これはダウ理論の波動の観点と同じ見方です。
その後、25MAの傾きが鈍化し、横ばいもしくは下向きになると短期的に下降トレンドに転じます。
・現在の上昇をさらに長期の視点から鳥瞰できるのが月足チャートです。
2013年のアベノミクス相場のスタートを初動とした場合、現在は3回目の押し目となります。
直近高値をブレイクするタイミングで大きめの陽線が立ちます。
5月6月も同様の動きなので、ブレイク後の上値はまだありそうです。
しかし、3回目の押し目を経た4段目の上昇であることから、波動の観点からは要注意であるとも言えます。
崩れた時の下落は相当の値幅を伴うことが懸念されます。
月足の移動平均線が収束した状態の割れは、○○ショック級の下げになることは、バブル崩壊やリーマンショックで経験済みです。
・一目均衡表は言うまでもなく三役好転状態です。
株価変動のタイミングを計る上で有効なチャートです。(詳細はセミナーで)
現在の株価が高値更新をしなければ最大1か月、最小10日くらいで逆転します。
この辺りを見ていくとともに、押しのサポートになりがちな基準線にも注目です。
・また、日本の相場の騰勢を計るにおいて、日経平均株価だけではなくTOPIX、マザーズ指数にも着目しておく必要があります。
それぞれの指数の騰落率の変化により、どの市場に資金が入っているか、またどのような銘柄に資金が集中しているのかが分かります。
5月中旬までと5月下旬では明らかに買い主体と資金の向かい先が変化してきています。(詳細はセミナーで)
個別銘柄の仕掛け方に大きく影響しますのでここにも注目です。
・またNYダウ先物が値を上げてきています。
今朝は上値抵抗線に高値を抑えられています。
NYダウが上方ブレイクすると日経平均株価の追い風になります。
ここも注目です。
・なお、先行してマザーズ指数が同様の上値抵抗線を上方ブレイクしてきました。
資金の流れの変化が読み取れるとともに、NYダウが同様の動きをするかどうかに注目です。
・また、日経平均株価の日柄経過の月数カウントも重要です。