急騰して乖離が限界近くに(2023年5月22日)
<2023年6月8日、追記>(16:40)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に書き積んでいますので、下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2023年6月8日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も反落です。
下値はチャネルのロアーラインに支えられています。
昨日7日の高値は25MAに対する乖離が7%を超えていたため、過熱感からの反落です。
ロアーチャネルラインを割り込むと、今の上昇トレンドが転換する可能性が高まります。
<2023年6月5日、追記>(14:30)
・2023年6月5日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
先週末の日経225先物の大幅上昇に現物がサヤ寄せする動きで大幅上昇です。
先週までの保合いは単なる修正波動と見られ、再び推進波動の流れになりそうです。
本日の日経平均株価の上昇率とTOPIXの上昇率はほぼ同じで、まんべんなく買われている様子が伺えます。
貸借銘柄以外にも資金が流れ込んでいるようです。
加えてマザーズ指数三角保合いの上値抵抗線を上方ブレイクしてきたことで、新興株にも買いが入ってきています。
トレンドが出ている銘柄は、その鈍化まで利を引っ張れそうです。
一方で日経平均株価の変調は相場全体の変調に繋がりますので注意が必要です。
<2023年6月2日、追記>(17:15)
・2023年6月2日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です。
引け30分前からの一振りで日経平均株価もTOPIXも値を上げて直近の高値に近接してきました。
NYダウ先物が上昇した影響を受け買戻しが主体と思われますが、TOPIXの上昇率が日経平均株価の上昇率を上回っていることから、市場全体に資金が入ってきているようです。
・マザーズ指数が抵抗線手前まで上昇してきています。
TOPIXの上昇とマザーズ指数の上昇から、これまでの一部の大型株からそれ以外の銘柄に資金循環が始まっている兆しかもしれません。
買い戻しによる上昇がないので来週の動きは要注目です。
<2023年5月31日、追記>(14:10)
・2023年5月31日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
本日は反落です、NYダウ先物も下げています。
目先、トレンドラインを割り込むかどうかが注目され、割り込んだ場合は25MA付近までの下げが想定されます。
その場合でも上昇トレンドは継続です。
・日柄の観点から見ると、1月4日の安値を底に上昇日柄5か月となりました。
日経平均株価は5か月~6か月で山谷が反転する特性から、いつ下落に転じてもおかしくない日柄経過になっています。
<2023年5月30日、追記>(17:30)
・2023年5月30日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は後場切り返したものの高値安値切り下げの下降です。
上昇トレンドは維持です。
・マザーズ指数は値幅を伴った陽線です。
下値は支持線で止まり支えられています。
三角保合いを形成していますので、どちらかにブレイクするのを待つ局面です。
現在、一部の大型株に資金が集中して日経平均株価が上昇していますが、中型・小型株に資金が循環してくるかどうかを見極める局面でもあります。
流れの変化に注目です。
<2023年5月29日、追記>(13:30)
・2023年5月29日、日経平均株価の日足チャートです。
先週末の日経225先物とNYダウの流れを受けて上昇です。
先週までに積み上がった空売りの買戻しが買い主体です。
一時、終値比較でプラス640円ほど値を上げましたが更に踏み上がる勢いはなく、利益確定に押されて現在は5月23日高値を割り込んでいます。
チャート的には高値更新となりましたが、今夜の先物の騰勢を含めて今後の動きを慎重に見ていく必要があります。
今後は今日の高値31,560円が抵抗として意識されることになります。
・またトレンドラインの観点から見ると、メジャーラインをベースに2本のマイナーラインが引けます。
現在のマイナーラインは3本目のトレンドラインなので、これを3段目の波動と見立てれば、ラインを割り込めば今の上昇が転換する可能性があります。
また、このラインと25MAは同じ傾きなので、25MAの傾きの鈍化にも注意が必要です。
一方で、今日の高値を越えてくると踏み上げ相場になり上昇は続きます。
<2023年5月27日、追記>(11:10)
・2023年5月26日、日経平均株価の日足チャートです。
加えて、2023年5月27日、日経225先物の日足チャートです。
27日6時に引けた夜間の日経225先物は、日足で高値を更新してきました。
この流れを受けて週明けの日経平均株価も上昇が想定されます。
先物上げ幅はおよそ550円。
日経も窓を空けて上からのスタートになりますが、同等の上げ幅とした場合、5月23日高値31,352円を超えられるかどうかは寄り付き後の騰勢によります。
高値を越えることができれば、再度のバブル以降の最高値更新となります。
・先週の反落で下を見込んだ空売りがかなり増加していると思われますので、高値更新となれば買戻しにより踏み上げ相場となります。
一部の値嵩株、大型株が引き続き買われる展開になりそうです。
マザーズ指数の反応を見ながら小型株への資金循環を慎重に見ていく必要もあります。
<2023年5月24日、追記>(16:30)
・2023年5月24日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は昨日の後場からの崩れの流れ、夜間の日経225先物の流れを受けて反落です。
対等数値16日でした。
チャート的には下降ですが特に顕著な動きはみられません。
上昇トレンドは継続です。
下に窓がありますので支持抵抗としてどう意識されるかにも注目です。
<2023年5月23日、追記>(16:40)
・2023年5月23日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇で始まりましたが、上値が対25MA乖離7%に達しました。
後場から急落して高値からの下げ幅は一時500円にも。
ここまでの上昇が終わった可能性があります。
明日以降、反動で下落に転じるのか、単なる過熱した上昇相場の調整に過ぎないのかは、今後の動きを見ていくことになります。
今夜の日経225先物の動きには要注目です。
・なお、先物は上昇チャネル内のダイアゴナルトライアングルを下方ブレイクして急落しています。
これがエンディングダイアゴナルとなったのかどうか。
また、下値は長期のトレンドラインを割り込み、そのラインが逆転の抵抗になる動きを見せています。
過大な過熱感(2023年5月22日)(11:15)
・2023年5月22日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価はバブル以降の最高値を更新しました。
2021年9月14日にも最高値を更新しましたが、ヒゲが一瞬抜けただけで値を保つことができず、その達成感からか翌日から反落しました。
今回も最高値を更新したものの、ここまでの急騰具合からどこまで値を保てるかが気になるところです。
・現状を移動平均線の観点から見ると、長期・中期・短期の移動平均線は全て上向きで、株価との位置関係も順パターンであることから典型的な上昇トレンドのチャート形状です。
長期のトレンドを示唆する200MAは昨年11月から上向きに転じているので、このまま株価が調整を挟みながらも短期トレンドが上昇であれば、長期の上昇トレンドに転換する可能性が高まります。
・ここまでのトレンドを月足チャートで確認してみます。
2012年12月からアベノミクス相場に乗って上昇トレンドが続いてきた様子がわかります。
途中、2016年、2020年、2022年の3回、3本のMAが収束し長期の24MAの傾きが鈍化している局面がありましたが、株価はデッドラインを割り込むことなく上昇してきました。
波動の観点から見ると、現在は24MAに対して3段目の上昇が終わった段階なので、そろそろ感がある中での再上昇です。
逆に言うと、もし25,000円付近を株価が割り込んでくると、10,000円付近まで急落する可能性もあると言うことです。
そうなると、俗に言う○○ショックとなりますので潜在的に懸念される点ではあります。
・現在の株価を移動平均線からの乖離の観点で見てみます。
25MAからの乖離は7%に近づいてきました。
日経平均株価の対25MA乖離は、強いトレンドの場合7%~8%が上方の限界である場合がほとんどです。
かなり近接しているのでそろそろ限界に近いかもしれません。
但し、乖離の傾きは上向きなので、価格は日々切り上がり、上値の限界も切り上がっていきますので上値余地はまだあります。
8%を越えた場合には数日を限度に反落しますから、この辺りも注意してみていくことになります。
いずれにしても目先において、値幅もしくは時間の調整が入る可能性は高い状態です。
・一目均衡表は三役好転状態が続いています。
目先、調整があった場合、転換線や基準線が押しの下値メドとして意識されます。
・また押しのメドとして25MAも想定されます。
反落時の値幅にもよりますが、25MAが押しの下値メドになりそうです。
・さて、日経平均株価の上昇を主導しているのが日経225先物です。
日中のみならず夜間取引で上昇している流れを受けて、日経平均株価の始値も値を切り上げ窓を空ける状況が続いています。
そのため、日経225先物の動向が今後の日経平均株価の値動きの全てを左右します。
今現在、日経225先物は上昇が止まり、横ばいトレンドで推移し始めています。
下方ブレイクして上昇トレンドが終焉するのか、単なる調整の修正トレンドなのかは慎重に見ていくことになります。
目先はこのフラットフォーメーションの上値抵抗、下値支持をどちらにブレイクするか、その後トレンドが出るかどうかに注目です。
・一方で、日経平均株価の上昇に反してNYダウの動きは芳しくありません。
NYダウ先物は保合い状態が続いています。
現在、日経平均株価とNYダウとは連動していない状態です。
しかしながら、NYダウが下方ブレイクした場合、日経平均株価も大きく影響を受けます。
その場合、今の急騰に対する反動で下落も大きくなるので注意が必要です。
日経平均株価が短期的な下降トレンドに転じた場合、期間的にも長く値幅的にも大きくなります。