Ⅱ-5-1.日本の景気循環と株価

Ⅱ-5.日本の景気循環と株価

Ⅱ-5-1.戦後以降の日本の景気循環

景気とは経済の良い・悪いという状況を意味する。経済の動きが活発な状態を好況、不活発な状態を不況と呼ぶ。
活発、不活発は規則的に変化しており、規則的に変化している変動を景気循環(サイクル)と呼ぶ。

① 拡張期: 経済が上昇しつつある局面
② 景気の山: 拡張期が終わって経済活動水準が低下し始める時期
③ 後退期: 経済活動の下降局面
④ 景気の谷: 後退期が底に達して景気が回復し始める時期

回復→好況→後退→不況 (谷・拡張期・山・後退期) その長さを周期と呼ぶ。

景気循環の局面判断は内閣府経済社会総合研究所で議論され、景気基準日付が決定される

株価も景気の拡張期が続くと期待されれば、上昇期間が長く続く傾向にある。また振幅が大きければ、株価が大きく上下に変動することもたびたび見られる。株価の動向は、金利や需給などその他の要因で動くこともあるが、景気の見通しからの影響も大きい。

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