Ⅱ-1-3.名目と実質
Ⅱ-1-3.名目と実質
実質的な経済成長を見るためには、物価変動による影響分を除去する必要がある。
実質化に用いる物価指数をデフレーターといい、「実質GDP=名目GDP÷GDPデフレーター」となる。
経済成長率を見る場合、一般的には実質経済成長率が使用される。
ただし、名目GDPと実質GDPは通常ある程度連動するが、局面においては大きな差があることに注意。
株価や企業業績は名目の貨幣価値で表されている。
従って時価総額とGDPを比較する場合には、名目値を使う必要がある。
また、株価の変化率と経済成長率を比較する場合でも、名目成長率を使う必要がある。