日経平均株価、高値更新できず膠着状態に(2020年1月24日)
<2020年1月30日、追記>(17:30)
・2020年1月30日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日も下げが続きます。
1月8日安値22,851円のサポートレベルラインに引っ掛けました。
ここを割り込み、11月21日安値22,726円のサポートレベルラインを割り込むかどうかに注目です。
下には日足、週足、月足の各移動平均線が位置していますので、それぞれが要所要所で意識されることになります。
<2020年1月29日、追記>(15:10)
・2020年1月29日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日も小幅に上昇しています。
事態に好転の兆しが見られるまでは積極的な買いや買戻しには手控えられそうです。
株価はひとまず日足の75MAの上の水準まで戻し、5分足の25MAをサポートに推移している感がありますが、出来高も少なく方向感も見受けられません。
日足の25MAは明確に下向きになり75MAに対して収束に向かっています。
75MAを割り込むまでに株価が上昇すれば再び25MAは発散方向に転じ短期的にもトレンドの上昇は継続しますが、1月8日安値22,951円のネックラインを割り込めばダブルトップ成立(厳密には高値が逆ですが)となり下げが加速しそうです。
なお、本日の安値はロワーチャネルラインに支えられたかどうかは明確ではありません。
<2020年1月28日、追記>(15:10)
・2020年1月28日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
夜間の下げを受けてGDして75MAを割り込みました。
引けにかけてやや戻していますが、高値は75MAに抑えられています。
個別銘柄においては移動平均線やチャネルラインなどのテクニカル的なサポートポイントから反発している銘柄が多く見受けられますが、更に下げてサポートポイントを割り込むことになると投げが加速する可能性がありそうです。
一方で、持ち直す動きとなれば押し目買いと買戻しで大きく上昇する可能性もありそうです。
反落するもひとまずレンジの範囲内(15:10)
・2020年1月27日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
新型コロナウイルスの影響で大きく下げました。
8月26日安値を起点とするトレンドラインを割り込む水準まで下げていますが、下には75MAとロワーチャネルラインがサポートとして位置していますので、明日以降も下げた場合に支えとなるか注目です。
ウイルスの収束が見え始め収束の兆しが見えるとリバウンドすることが想定されますが、その後の影響度合い関してはわかりません。
もし、数日で事態が収束に向かう動きになれば、本日のろうそく足を含め極値としてトレンド分析においては排除しても良い足になることも考えられます。
一目均衡表では本日のろうそく足は抵抗帯に突入しました。
遅行スパンも逆転したことから弱含む状態となっています。
トレンドが継続するためには、早期に抵抗帯を上抜けてくる必要があります。
ボラティリティの低下により次の動きへの兆候待ち(15:20)
・2020年1月24日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
株価は先週高値を試す動きを見せたものの、徐々に高値を切り下げ弱含んできています。
出来高の増加も見られません。
新型コロナウイルス拡散の懸念から一時下振れしたものの、25MAを跨いで小幅な値動きで推移しながら膠着状態に入っています。
安値は昨年12月17日高値を起点とする下値支持線に支えられているように見受けられます。
・この支持線を割り込んで来た場合、目先は昨年8月26日安値を起点とするトレンドラインがサポートラインになりそうです。
更にトレンドラインを割り込んだ場合には75MA、または節目の23,000円や1月8日安値22,951円が意識されそうです。
22,951円のネックラインを割り込むと、フォーメーションの観点からダブルトップの成立となり更に弱含んでいくと想定されます。(厳密には1月17日高値は12月17日高値よりも高いですが)
加えて、リターンムーブの動きにも注意が必要です。
ネックラインを割り込まない限りは、多少下振れしても中期的にもトレンドは継続していると考えられます。
また、チャネルラインの観点からは、ロワーチャネルラインも下値支持線として想定されます。
・移動平均線の傾きは75MA、200MAは上向きを維持していますが、25MAが再び下向きに転じてきました。
このまま高値を上抜けることがなければ、上向きの200MAによる長期トレンドを維持しながら、25MAと75MAが収束する状態まで持ち合う可能性がありそうです。
その状態から切り返して再び上昇に転じ高値を上方ブレイクすれば、移動平均線の複数線分析の観点から、絶好の押し目になります。
但し、日柄的には1か月~3か月程度要するかもしれません。
・現在、一目均衡表は三役が好転していますが、週明けには遅行スパンが逆転します。
遅行スパンの逆転は早期のシグナルとなりますので週明けは注意が必要です。
この状況は株価が24,000円以上になって好転しない限り続きます。
また、横ばいに推移した場合には、2月12日に自然好転しますので、何らかの動きに繋がる可能性もあります。
相場の方向性を示す基準線は、高値更新するかネックラインを割り込まない水準においては横ばい状態が続きます。
・株価が小動きで推移してボラティリティが低下していることで、ボリンジャーバンドが収束傾向にあります。
バンドの±2σの幅はまだ広く傾きも横ばいであるため、どちらかに振れた場合には目先では±2σがサポート・レジスタンスとなります。
もう少し収束が進んだ状況でブレイクすると、ボリンジャーバンドの発散に乗じて株価が大きく可能性があるので注目です。
・いずれにしても、何らかを契機に上方ブレイクするのか、力尽きて失望売りを誘うのか、日々のブレを柔軟に吸収しながら次の動きの前兆を待つことになりそうです。