日経平均株価のフラットからの動き(2018年12月14日)
フラットパターンの動き継続
2018年12月14日ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
10月からの下落のトレンド転換後、時間の調整の動きであるフラットパターンに推移しています。
短期間のトレンドラインが転換すると逆のトレンド方向に進む動きを繰り返しています。
12月の安値は暫定二番底であった11月安値を割り込みましたが、10月安値を割り込まずに反発しましたので、現在は12月11日安値が暫定二番底となります。
15日引けの日経225先物(夜間)が下げて引けていますので、週明けの日経平均株価は下から始まることが予測されます。
週明けも一番底を意識しながらレンジ内での動きが継続するかどうか注目です。
25日移動平均線が高値安値のサポート、レジスタンスとなり意識されていますが、特に目標がない保合い相場の中で単にメドとして意識されているだけのように見えます。
いずれにしても、上には200日移動平均線と75日移動平均線が位置しています。
最終的に12月3日高値を上抜けてこない限りはレンジ内での動きになり、都度これらの指標がサポート、レジスタンスとして意識されますので、上昇局面に抜け出すためには厚いレジスタンスを突破する相当な勢いが必要になります。
逆に、10月26日安値(20,971円)を割り込むと下方向にブレイクして下降局面に向かうことになります。
なお、ボリンジャーバンドの幅がまだ広いので、一時的に±2σがサポート、レジスタンスとして機能し、株価が停滞する可能性もありますが、その場合は以降の動きに要注意です。
拡大型フラット、またはダイアゴナルの可能性
また、エリオット波動の観点から、以下のチャートのような動きも想定されます。
10月の急落後の修正波A-B-CーDとフラットになっています。
下降インパルスに対する逆さフラットです。
しかし、フラットとは言うものの、高値安値の関係はA-Cの上値傾向線は上昇に、B-Dの下値傾向線は下降になっています。
もしかしたら、フラットパターンではない可能性もありますが、フラットであると仮定すると、以降の動きとして拡大型フラット、もしくはランニングフラットになる可能性があります。
現在、D波から次のE波を形成していますが、Z波が巨大化する可能性もあります。
また、下値傾向線をサポートにしながらダイアゴナル・トライアングルに進行する可能性もあり、今後の動きを見ながらパターンを見極めていくことになりそうです。