25日、75日移動平均線の乖離(7242 KYB)

株価は75日移動平均線まで戻す動き

 ※ 2019年6月15日時点の追記が最後にあります。

2018年11月20日、引け後の7242 KYB(カヤバ工業)の日足チャートです。

10月高値から一気に急落してほぼ半値になりました。

窓を空けて急落したことで25日移動平均線は急角度で下げ、75日移動平均線に対して大きく発散し乖離しています。

今後、株価が上に位置するレジスタンスの25日移動平均線を上抜けると、株価と移動平均線との大幅な乖離はやがて修正されるというグランビルの法則から、株価は75日移動平均線まで戻す「修正運動」が起きます。

この時、25日移動平均線の下げ角度が大きいと株価は跳ね返される可能性が高いですが、10月中旬から横ばいに推移しており、明日以降は応答水準の関係から25日前の急落時の株価が省かれる計算となり、横ばいから上向きに変化していきます。

これにより、グランビルの買いのポイントでは、移動平均線が横ばいか上向きである状態が前提であるので、買いポイントとしての条件が整うことになります。

加えて、株価が急落後に横ばいに推移したことでボラティリティが低下し、ボリンジャーバンドが急速に収束しています。

ボリンジャーバンドの状態から株価がいつ大きく動いてもおかしくない状況となっています。

明日以降、25日移動平均線を上抜けたら、もしくは11月5日のネックライン抜けで買いを仕掛けて、75日移動平均線までの戻り幅を利益として狙っていくことになります。

その乖離幅は、およそ1,200円なので期待する利益率は40%程度となります。

但し、ダブルボトム形成のネックラインとなる11月5日高値、および窓下となる10月16日安値がレジスタンスして機能する可能性がありますから十分注意する必要があります。

なお、日柄経過により75日移動平均線は10月16日安値を下回ってきますので、その場合は75日移動平均線がレジスタンスとなります。

 

<2018年11月26日、追記>

終値で25日移動平均線を僅かながら上抜けてきています。

グランビルの法則にもとづき75日移動平均線までの戻りを期待します。

また、10月17日高値からのレジスタンスラインも意識される可能性があります。

明日、明後日に遅行線が好転しそうです。

 

<2018年12月6日、追記>

12月6日引け後の日足チャートです。

日経平均株価の下落にともない連れ安となっています。

本日、株価はサポートとなる基準線を割り込みました。

一目均衡表の遅行線は明日逆転します。

アセンディングトライアングルの下値傾向線で止まったかのように見えますが、明日以降の動きの確認が必要です。

収束したボリンジャーバンドが下向きに発散傾向が出てきましたので、-2σを割り込むと大きく動く可能性があります。

<2019年6月15日、追記>

2019年6月14日引け後の日足チャートです。

2018年11月に25MAを上抜けた株価は、結局2019年1月に乖離した75MAまで戻りました。
この時点では75MAはかなり下の水準まで下がってきており、25MAとの乖離幅は縮小していることから上記記載の戦略とはなりませんでした

現在、フラットフォーメーションを形成し5か月ほど横ばいに推移しています。
25MAと75MAは互いに交差し株価も上下に交差する動きを繰り返しており、方向性について示唆するものはありません。

この5か月の間に200MAが下がってきており、25MAと75MAに対して収束してきています。

このまま株価が大きな変動を伴わずフラットの動きが継続すれば、3本の移動平均線は収束状態になります。
この時に200MAがレジスタンスとして意識されるような動きが観察されたら、フラットの上値抵抗線抜けのタイミングで上昇に転じることになります。

なお、2019年2月に25MAと75MAの収束を上抜けした後に失速しましたが、下記チャートの様に上昇チャネルラインのハイアーチャネルラインがレジスタンスになりました。

 

3本の移動平均線が収束するチャートパターンの詳細は以下の記事を参考にしてください。

https://e-intelligence-e.com/?p=3368

 

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