Ⅵ-4-3.プロスペクト理論

Ⅵ-4-3.プロスペクト理論

プロスペクト理論は、人間は不確実性下では合理的な判断をするとは限らないという立場に立った理論である。

「ひょっとしたら儲かるかもしれない」という局面では「ひょっとしなくても良い」と思い、「ひょっとしたら損がなくなるかもしれない」という局面では「ひょっとして欲しい」と言うことになる。

1. 同額の利益と損失でも感じ方が異なる。
2. 利益や損失の額が小さい時は変化に敏感だが、大きくなると鈍感になる。

要するに、多くの投資家は、過度に早い利益の実現と過度に遅い損失の処理という投資家心理の罠に陥るわけである。

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