Ⅴ-6-5.サイコロジカルライン

Ⅴ-6-5.サイコロジカルライン

一定の計算期間(通常12日間)において、終値ベースでの上昇回数の比率を示したものである。

一般的に投資家の心理状態は、連騰が続くと「そろそろ下落するのでは」と警戒心が高まる一方井、続落が続くと「そろそろ上昇しても」と期待感を持ち始める傾向が見受けられる。

サイコロジカルは心理的なという意味を持つが、このような市場参加者の心理状態について、一定期間における終値の前日比騰落回数の確率を数値化し、売買のタイミングにつながる相場の強弱や市場センチメントを測ることを目的としている。

サイコロジカルラインは0~100%の範囲で往来する。
売買タイミング指標として75%以上や25%以下を使う。

ただし、株価の騰落値幅を無視しているので「高いところで売る」、「低いとことで買う」などの売買タイミング指標としての存在感は薄い。相場が「強いか弱いか」の強弱感からくる市場のセンチメントを探る意味では貴重な存在である。

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