Ⅱ-1-5.循環的な景気の局面

Ⅱ-1-5.循環的な景気の局面

名目GDPの成長率の変化と東証株価指数の騰落率の振幅は似ており、景気の動向と株価の変動が同様になっていることが確認できる。

ただし、変動率は株価の方が大きく、GDP成長率は伸びが低下している。
また、それぞれの山谷を比較すると、株価指数騰落率の方がGDP成長率よりも先行して動いている
GDP統計の発表が事後的なことを含めれば、株価の景気に対する先行性がうかがえる。

逆に株式市場がGDPの発表に一喜一憂するのは、事前予測との差異を確認し、今後の景気変動を予測することにより、将来の株価変動の方向性を探っているということでもある。

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