日経平均株価、小康状態からどちらに動くか(2020年6月19日)
<2020年6月25日、追記>(15:40)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(6月19日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年6月25日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
反落したものの25MAがサポートとなり下げ止まっています。
上値を切り下げ、25MAの傾きもやや鈍化しています。
トレンドラインを割り込んで新たな上値抵抗線が出現していることから上値は重くなりそうです。
目先では下値支持線、もしくは75MA付近まで調整する可能性が出てきました。
<2020年6月23日、追記>(17:40)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(6月19日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年6月23日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日はやや上昇ですが小動きが続いています。
日経平均株価の分足では、今日の動きはレンジ内の動きであることが確認できます。
動きが無いことから仕掛け的な動きがノイズとなってしまっています。
・日経225先物の夜間はトライアングルを上方ブレイクしてきました。
<2020年6月22日、追記>(16:20)(21:25)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(6月19日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年6月22日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
週明けの本日も小動きで方向感は見られません。
日足チャートのチャネルラインは6月15日の下振れをノイズとした暫定ラインです。
・日経225先物(日中チャート)は引けにかけて下げましたが、下値支持線が効いているようです。
上昇チャネルなので反発すればレンジ内です。
これにより、6月15日の下振れは目先の分析においてはノイズとして排除して良さそうです。
但し、支持線の基準としていずれ機能しますから無視はできません。
支えが入っているようなので、今夜崩れなければ明日も小康状態は続きそうです。
チャートには引いていませんが上値抵抗線が出現しています。
もし、ロアーチャネルラインを割り込んだ場合、目先はこの上値抵抗線に対するロアーチャネルラインが下値メドとして意識されそうです。
(21:25、追記)
・また、日経225先物(夜間チャート)も同様に下値支持線が効いて崩れていません。
日中、夜間ともにハイアーチャネルラインに未達となって上値を切り下げていることから、上昇の勢いに鈍化が見られます。
どちらもロアーの割り込みには注意が必要です。
弱含むものの底堅い動き(2020年6月19日)(16:40)(24:20)
・2020年6月19日、日経平均株価の日足チャートです。
今週は週明けの大幅な反落と大幅な上昇を織り交ぜながら週前半は大きく動いたものの、後半は小動きに揉み合っています。
15日の月曜日は3月の大底から一本調子で上昇が続いたことへの高値警戒感に加え、利益を確定する売りと久々のネガティブ要因の影響を受けて終値ベースで770円ほど下落しました。
3月の急落時と比べると大した下げ幅ではありませんが、空売りが増加して下げを加速させたようです。
そして、翌16日は一転ポジティブ要因を受けて一気に買い戻しが進んで1,000円ほど上昇しました。
ネガ・ポジ要因に対して過剰に反応した感が否めません。
逆にどちらに動いても構えが出来ている相場であるとも言えます。
週後半は方向を見失ったことで様子見状態となっています。
・15日の反落で株価は25MAの僅か2円手前で下げ止まりました。
(25MAの価格よりも現在値が安くなるとシステム的な売りが誘発されるのでなんとか回避させた感があります)
25MAはまだ大きく上向いていることから上昇トレンドは継続しており、結果的にグランビルの法則の3つ目の買いポイントに該当することになりました。
このまま調整を挟みながら上昇トレンドが続くならば、株価は25MA付近をサポートにしながら収束と発散を繰り返すことになります。
・さて、今後の動きを移動平均線の複数線分析の観点から見てみます。
25MAは既に大きな傾きで上向きですが、これに対して75MAは今週からようやく上向きに転じてきました。
25MAの傾きは株価が今の水準で揉み合い上昇の鈍化が続くと次第に横ばいになってきます。
また反落して修正トレンド入りすると下向きになっていきます。
そうなると、25MAは上向きの75MAに対して自然に収束していきます。
収束に向かうということは、余程上昇の勢いが強くない限り株価は一旦25MAを割り込みます。
イメージとしては以下のチャートのようになります。
(多少デフォルメしています、25MAは株価の動きに遅行します)
移動平均線が収束する局面は株価の煮詰まりを示唆し、2本の移動平均線が収束した付近で株価が上に抜けると、株価は移動平均線から離れるように上昇し始め、移動平均線が発散する上昇トレンドに戻ります。
株価が2本の収束した移動平均線を上抜けるタイミングが、複数線分析の観点での「押し目」になります。
この局面を迎えるまで日柄的には3か月程度の期間を要しますので、再上昇があるとしたら秋以降になりそうです。
但し、サポートレベルラインとなる6月15日の大陰線の安値を割り込むと、200MAと25MAを割り込むことになり、反対に株価は下向きに発散するので大きな下降トレンドに転じてしまう可能性も出てきます。
・チャネルラインの観点では、修正トレンド入りする兆しが見られます。
高値を切り下げ始めたことから下降チャネルが形成されつつあります。
まだ転換初期なので押し目買い意欲が強く、株価がハイアーチャネルラインを上抜ける可能性は高いですが、最終的には6月9日高値23,185円を上抜けない限り修正局面を迎えることになります。
そうなると修正波動となり、25MAは下降チャネルに同期していきます。
但し、まだ上昇チャネルのレンジ内にあります。
なお、チャネルラインに関しては、標準スケールとログスケールにより分析結果が変わることは従来から記載している通りです。
・一目均衡表は基準線がポイントになりそうです。
6月15日安値は25MAだけでなく基準線にも支えられていたように見えます。
基準線は相場の方向性を示し、現在は横ばいですがここを割り込む、すなわちサポートレベルラインとなる6月15日安値を割り込むと更に弱含みそうです。
また、株価が6月9日高値を上抜けない状態が続けば、再来週には遅行スパンが逆転します。
そうなると、先行スパン1の位置が徐々に上がってくることから抵抗帯入りのリスクも迫まってきますので、一目均衡表の各指標は一気に逆転してしまうことになります。
・エンベロープは25MAからの乖離が+5%の範囲内に戻ってきました。
・ボリンジャーバンドは、まだ±2σの乖離は大きいものの収束に向かいつつあります。
・パラボリックは引き続き逆転していますが、株価が揉み合っているため、まだ加速する動きは見られません。
・オシレータ系の数値はかなり低下してきました。
株価がこのまま横ばいに推移する動きに落ち着けば、機能する指標も出てきそうです。
・週明けの乱高下の影響で途端に方向感が見え難い相場になりましたが、これからも上昇トレンドが継続するのか、一旦修正トレンド入りするのかが注目されます。
なお、日経225先物がアセンディング・トライアングルを形成してきました。
日中の引けでやや上方ブレイクの気配が見えてきましたが、目先で16日高値を抜いてくる必要がありますので夜間でどうなるか。
週後半の膠着状態から抜け出し、どちらかに動くきっかけになるかもしれません。
(6月21日、24:20、追記)
・6月20日、引け後の日経225先物の分足チャートです。
引けでロアーチャネルラインまで到達しました。
下方ブレイクすると下ですが、反転した場合はレジスタンスレベルラインを抜けるかどうか。