日経平均株価、下値サポートで下げ止まる動きか(2020年3月20日)

※ 当サイトは週末金曜日(3月20日)の投稿をベースに日々の動きを追記として書き足す形式で記載しています。
時系列に下から書き積んでいます。

<2020年3月26日、追記>(15:10)(32:50)

・2020年3月26日、日経平均株価の日足チャートです。

本日ははらみ陰線となり、3日間の上昇が一服した感じです。

・日経225先物は高値を切り下げメイントレンドが下降に転じた兆しが見受けられます。
このまま高値19,455円を上抜ければメイントレンドは上昇継続となりますが、日中の上昇の動きが修正トレンドであるとすると、引けにかけて転換したことから上昇の流れが終わる可能性があります。
今夜の動きに注目です。

もし今夜が下げて引けた場合、明日の日経平均株価も下げることになります。

明日は3月末決算企業の権利最終日となり、週明けは権利落ちで上昇期待とはなりそうにありません。
また、週末にかけて東京での感染確認者数の急増、首都圏での更なる移動制限(封鎖)で下落リスクがかなり高まっています。
明日15時の終値が先か封鎖宣言が先かの状況になるかもしれません。
(総理と都知事は経済への影響に配慮して動きは明日の引け後にすると思われますが)

強引な下支えの必要が無くなることでフリーフォール状態になることへの警戒が必要です。

(21:30)追記
・日経225先物夜間は一旦下に振ってから上に持っていくというかなり強引な動きが見られます。
どうしても下には行かせたくない感じがします。

32:50)追記
・夜間の日経225先物の3分足チャートです。
昨夜の急騰後、テクニカル理論通りの高値に到達させています。
(なかなか見事なシステムの動きです)
本日は、終値で下げない様に引けまでには強引な買いが入ると思われます。

 

 

<2020年3月25日、追記>(15:50)(11:40)

・2020年3月25日、日経平均株価の日足チャートです。

NYダウ、夜間日経225先物の流れを受けて大幅に上昇しまし、2月20日高値を起点とするトレンドラインを転換してきました。

短期的には5波動をカウントしますのでそろそろ感があるものの、波動が延長されてこのまま一気に25MA、もしくは20,000円にタッチさせて達成とする可能性も想定されます。

今週に入ってからの戻り幅は2,000円余なので、このリバウンド相場が終わり二番底を探る動きになった場合には相応の下落幅となりそうです。

特に、週明けは権利落ちでもあり下落のきっかけにされやすいタイミングとなります。

ここ数日はNYダウの下落に対して日本市場は連動することなく強い動きとなっていますが、戻り高値警戒から週末あたりのNYダウの値動きには注意が必要です。

引き続きトレンドの変化に注意しながら戻りは売るスタンスとなります。

(11:40)
・東京都の感染拡大による次の一手(都市封鎖)が、権利確定の通過と重なって二番底を目指す下落のトリガーになることの懸念が増しています。
ネガティブを見ないふりをする場しのぎ相場の危うさが露見しそうです。

当サイトの閲覧数が急増していますが、テクニカルの観点を重視して見ていきたいと思います。

 

 

<2020年3月24日、追記>(21:40)

・2020年3月24日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は前日比1200円程の大幅な上昇となりました。

これまでの下落からすると相応の上昇幅と思われます。

現在、夜間先物が更に上昇を続けています。
明朝の引けまでにダレることが無ければ、明日の寄付きも高くなると思われます。

目先の戻り高値メドは、まず日足25MAが想定されますが、3月13日高値18,200円や12日安値の18,339円、心理的節目の20,000円が意識されるかもしれません。

しかし、今週の上昇は年度末要因による力業的な側面に、米国の金融政策による相乗効果が大きく、先物主導でやや強引に戻していることから、権利日を通過してバランスシートのお化粧が終わりれば、一転して二番底を探る下落に転じる可能性があります。
(現時点で日本の金融政策や経済政策では株価を上昇させるほどの効果はありません)

株価が急落しらどこかでリバウンドしますが、必ず二番底を探るために再び下落するのはセオリーであるため、安易な買い向かいには警戒が必要です。

また、東京オリンピックの1年延期が確定しました。
開催の延期自体が株価に与える影響はあまりなく、むしろ武漢ウイルスの東京での感染拡大と都市封鎖が今後の大きなテーマとなります。

これが今のリバウンド相場から、再び下落相場に転じるトリガーになります。
加えて、日本から米国本土への入国規制が決定されると、それもトリガーになります。

基本的に戻りを売るスタンスが有効な局面です。

(但し、そのタイミングを見極めるには、目先の上昇から相対的なメイントレンドを把握し、メイントレンドに内包される中期トレンドとそれに伴う修正トレンドの変化を捉えることが絶対条件となります。)

 

 

<2020年3月23日、追記>(15:30)(24:30)

・2020年3月23日、日経平均株価の日足チャートです。

前日比で334円の反発となり、テクニカル的にはトレンドが上昇に転じています。

・今朝の日経225先物が、寄付き直後の8:45に大きく下に突っ込む動きをしましたが、分足チャート的には前日から想定されていた下値支持線で反発しました。

このことから、スピードは速かったもののコントロールされた値動きであったことが分かります。

年度末という日本の要因と関係して、権利確定日までは危ういPKOが続くものと想定されます。
(米国本土の入国規制はそれまで猶予される可能性があります)

 

<(24:30)追記>

・夜間に入っても日経225先物は非常に分かりやすい動きが続いています。

(記載していませんが、9時からの急騰は補助ラインをブレイクした瞬間に吹き上がっています)

 

 

<2020年3月22日、追記>(10:00)

・武漢ウイルスの影響に関しては、国内の感染確認者数が株価に与える影響は小さくなってきています。

しかし、人の移動が止まりサプライチェーンが分断され、リーマンショックの時よりも影響範囲が遥かに大きく、これまで通用してきた金融政策や経済政策だけでは解決できるものではないというのは、以前にも記載した通りです。

今後は、欧州や米国の感染確認者数の増加にともなう出入国規制の強化と、統計情報の公表が焦点になってきます。

米国大使館が面接の必要なビザ発給を停止・無効化しました。
さらに、本土に先行してハワイ州が26日0時より入国時に14日間留め置き措置の実施を正式発表しました。
今後、米国本土にも同様の措置が広がると考えられます。
米国本土が対象になると、そのアナウンスが与えるインパクトが株価暴落を決定的にします。
(米国民に帰国勧告が出ていますので、ある程度の帰国が済むと入国制限が始まります)

トリガーが引かれると以下に記載したような株価の下支えは無力化し、更に下のレンジに移行することになります。

アナウンスがあるまでの隙にテクニカル的には短期でトレンドが上向く気配がありますが、勢いのある反発(グランビルの4つ目の買いポイント)にはならず限定的な危うい反発になると捉えた方が良さそうです。

NYダウも日経平均株価も、これまでの山が高かっただけにそれ以上の下げ幅になる可能性がありスピードも速いと思われ、将来的に下げ止まった場合にはテクニカル的な反発はあるものの、長期的には生産の国内回帰が安定するまで10年単位の長期波動で見ておく必要がありそうです。

かつての失われた10年以上のダメージになりそうです。

 

先物16,000円が当面の底値になるか(2020年3月20日)(12:20)

・2020年3月19日、日経平均株価の日足チャートです。

昨日は3月17日の安値を20円ほど割り込み、終値ベースでは安値を更新しています。

・ところが、日経平均株価は大きく下げたものの、逆行するようにTOPIXは高値引けとなっています。
このことから225採用の値がさ株の下落が平均値を大きく引き下げていると考えられます。

(このような動きをする時は、何らかの作為的な思惑が隠れていることが多く要注意です)

 

・さて、今、注目するべきは日経225先物です。

NYダウの大きな下落に対して下げ渋る動きを見せています。

夜間取引で一昨日の20時台、翌3時台には、それぞれ16,030円と16,000円まで下に突っ込む場面がありました。
また、金曜日日中取引の11時台にも16,055円まで下落しましたが、いずれも買いが入りそれ以上の下落は回避されています。

板の動きから、16,000円付近まで下落すると強烈な買いが入り、16,000円で支えようとする強い意思が感じられます。

買いの手口については不明ですが、一昨日の日本経済新聞にも記事が載っていたように、市場では「日経平均リンク債のノックイン価格」が意識されていて、それ以上下落するとノックインラインを割り込むことが懸念されているそうです。

それが理由かどうかは分かりませんが、先物価格が16,000円付近まで下落するとPKOが入るように見受けられます。

先物が日経平均を主導するという現状において、株価を支えるために個別株やETFで買い支えるよりは、低いコストで効果的に支えることが可能になります。

仮定ではありますが、日経225先物がここで支えられている限りは日経平均株価も大きく下落することはなさそうです。
そのため、
日経225先物の16,000円を下限として大きく割り込むことは無いのではないかと考えられます。

但し、日経225先物で16,000円を割り込む動きになってくると、更に下落が続くと思われます。

 

・以下はここ6日間の日経225先物(6限月)の動きです。

昨日19日の高値17,015円は上値抵抗線が機能して綺麗に止められていました。

下値を16,000円と仮定するとディセンディングトライアングルを形成しつつありましたが、昨夜の動きで上方ブレイクしてきました。

しかし、今度は高値が17,350円付近で止められていますので、フラットコレクションに移行したと思われます。

分足ベースで下値が担保されたリバーサルフォーメーションとなるならば、目先はリバウンドする局面を迎えるかもしれません。

その場合、一時的ですが日経平均株価は3月13日高値18,200円や心理的節目の20,000円、あるいは日足25MA付近が上値メドとして意識されるかもしれません。

いずれにしても、週明けの日経225先物の寄付き、または以降に17,350円を上抜けるかどうかが注目です。

 

・日経平均株価の日足チャートではパラボリックのSARが株価に近接してきました。

先物が上方ブレイクして日経平均株価を先導すれば株価がSARを上回り反転しそうです。

今の状況でリバウンドには疑心暗鬼がともなうので多少の揺らぎを考慮しながら見ていく必要があります。

 

・エンベロープは-24%を下限にやや反発しています。

ここから特に示唆するものはありませんが、下方にブレイクした際の目安程度にはなりそうです。

 

・ボリンジャーバンドはろうそく足が-2σの範囲に戻ってきました。

+2σのラインが横ばいになってきましたが、まだ収束に向かう動きにはなっていません。

 

・一目均衡表は三役逆転状態が続いています。

相場の方向を示す基準線は横ばい傾向ですが、再来週からは再び下向きに転じます。

リバウンドの動きに絡めて考えると、仮に反発したとしても短期間で終わると想定されます。

また遅行スパンが株価に近接するまでには1か月程度あり、グランビルの法則により200MAまでの戻り相場になるまでには日柄がかかりそうです。

 

・ウイルスの影響に関しては、国内の感染確認者数が株価に与える影響は小さくなってきています。
欧州、米国の感染確認者数の増加と、今後は出入国規制と統計情報の公表が焦点になってきます。

米国大使館が面接が必要なビザの発給を停止・無効化しました。
観光のESTAはまだ大丈夫のようですが、今後米国への入国制限がアナウンスされると株価暴落に拍車をかけることになります。
(米国民に帰国勧告が出ています、ある程度帰国が済むと入国制限が始まります)

コメントを残す