最終的に22,000円を突破できるか(2019年4月12日)
<2019年4月17日、追記>
<2019年4月16日、追記>
4月16日引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日は昨日の高値更新してきました。
25日移動平均線の角度が大きくなってきましたので、中期的にトレンドが出始めた状態です。
また、下向きだった200日移動平均線の下げ角度が僅かながら弱まってきています。
横ばいから上向きに転じるには、もう少し日柄と上昇幅が必要ですが、200日前の応答水準との関係から、株価がおおよそ23,000円付近を超えて来るならば、200日移動平均線は上向きに転じることになります。
一目均衡表は完全に三役が好転しており、ネガティヴな要素はありません。
現在の株価の上にはレジスタンスとなる移動平均線は位置していません。
こうなると、レジスタンスの目安にされそうなチャート上の指標は、上値抵抗線や上値傾向線、またはレジスタンスレベルラインになります。
TOPIXの上昇がまだ鈍く、ここ2日間の日経平均株価の上昇は、値がさ株による影響と、指数の上昇による買戻しが大きいと思われますので、トレンドフォローのスタンスは見極めが必要です。
加えて、東証一部銘柄およそ2,100社のチャートを観察すると、既にトレンドが出ている銘柄はその範囲内での動きに、下落していた銘柄は下げ止まりもしくは僅かな反発程度の動きにとどまっていて、テクニカル的なポイントではさほど反応がありません。
<2019年4月15日、追記>
4月15日引け後の日経平均株価の日足チャートです。
寄付きからGUして22,000円を大幅に超えてきました。
最近の動きから意外性もあり、買戻しが進んだと思われます。
今後、実需の買いが入るかどうかは、まだわかりません。
ボリンジャーバンドが明確に発散してきましたので、このまま+2σに沿うように動くどうか注目です。
今後、上値傾向線、上値抵抗線がレジスタンスになります。
まずは、早々に本日の高値を抜くことが出来るかに注目です。
200日移動平均線を再度試す動きに
日経平均株価の4月12日の引け後の日足チャートです。
4月8日の高値は200日移動平均線に跳ね返され、本日も10円足らずで跳ね返されました。
ここは、非常に意識されていると考えられます。
来週以降、再び試す動きになるならば、まずは200日移動平均線を上抜けることが出来るかどうかに注目です。
しかし、TOPIXは逆に陰線で引けていますので、全体としてはさほど強くはないように感じます。
現在、200日移動平均線は僅かながら下向きなので、21,888円の200日移動平均線よりも、8日の高値21,900円の方が高い位置関係になりました。
(来週の200日移動平均線は更に下がります)
このため、200日移動平均線を抜けても、8日の高値がレジスタンスレベルラインとして存在しますが、これはそんなに強いポイントとはならないでしょう。
細かな所では上記の様になりますが、最終的には心理的節目となる22,000円を超えられるかどうかが、最も重要なポイントになります。
そして、この22,000円はフラットフォーメーションの水平上値抵抗線でもあります。
一目均衡表は基準線が横ばいではあるものの、三役は好転しています。
押し目のメドである転換線がサポートとなっています。
相場の勢いとしては引き続き強いです。
ボリンジャーバンドは、先週同様にさほど収束が進んでいない状態から、やや発散気味になっています。
今後、株価が22,000円まで上昇すると、+2σは更に角度がついて発散方向に向かいます。
この状態では、レジスタンスとして機能するよりは、もしろ株価は発散して+2σに沿うように上昇していく可能性があります。
そうなると、12月末からの上昇を経て、3月から約1か月半の日柄調整が終わり、再び中期的な上昇に転じることになります。
まずは来週以降に、22,000円を終値ベースでしっかり抜けることが出来るかどうかに注目です。
また、4月8日に高値を更新したことで、新たなトレンドラインが出現しています。
目先、25日移動平均線と重なる価格となりますので、もし株価が押し返された場合にはサポートとなります。
そして、このトレンドラインの上値抵抗線が、今後上昇した際の高値メドとなりそうです。
繰り返しになりますが、以下は昨年5月からの日経平均株価のチャートです。
当時は、23,000円が強いレジスタンスとして意識されていましたが、日柄をかけながら、価格調整も交えて、およそ4か月ほど水平上値抵抗線を抜けずに推移しました。
現在は5月頃の動きに似ています。
心理的に今の22,000円の壁を抜けないと分かると、達成感とファンダメンタル的な事象を理由にして、一時的に売り込まれるかもしれません。
また、勢いで22,000円を抜けてしまった場合、ダマシになるリスクもありますので、抜け後は慎重に見る必要があります。
昨日、証券各社が投資家に対して、10連休に向けた注意喚起のメールを送っています。
来週以降は、リスク回避の手仕舞いが交錯するかもしれませんので、各銘柄のテクニカル的なロスカットポイント付近では、様々な思惑から株価の過剰な振れがあるかもしれません。
<2019年4月13日、追記>
日経225先物(夜間)の日足チャートです。
今朝までの動きでで高値を更新し、22,000円を超えてきました。
先物は既に200日移動平均線を抜けていて、来週も先物が主導することになるのか。
チャネルライン、およびトレンドライン(短期)が出現していますが、同じような価格にラインがありますので、小さな波動のレジスタンスとなります。
下記は、夜間の終値が週明けの日中に引き継がれた場合の日中のチャートです。
トレンドが出た場合には、延長されますので、トレンドフォローのスタンスになります。
しかし、先物の上昇に先導されて、週明けの日経平均株価はGUして始まると予測されますが、日経平均株価の200日移動平均線と22,000円は依然として大きなレジスタンスとなりますので、すんなりと抜けるかどうかは分かりません。
週末のTOPIXが逆行する動きであったことから、慎重に推移を見る必要がありそうです。